#50 データの量と意思決定と
一週間おわり。最近仕事していて思うのは、とにかく一日の仕事が終わったときに、上機嫌でいたい。「翌日への不安」ではなく「その日への充実感」とともに夕食を食べたい。うーん明日が心配だな、ではなく、ああ今日も一日よく働いたな、と思いながら食後にお茶を飲みたい。
そのためには何が必要かというと、計画的に段取りしておいたり、先延ばししないでその場で決めるクセをつけたりだったりする。
あとマジで大事なのは、悩んでも答えが出ないことに物理的な時間も脳内の認知リソースも使わないことだ。
安宅和人「イシューから始めよ」読み始め。「君たちの賢い頭で10分考えて答えの出ない問題ならばいったん離れて間を置くように」と書いてある。これはマジで人生の大事な知恵で、あらゆる職場の壁に貼っておくべきなんじゃないかと思う。
同じ著者の近作「シン・ニホン」もサンプル読み始め。こっちは社会・経済・テクノロジー論評。まあ当然AIとかについて書いてあるのだけど、「データが増えることで意思決定の精度が上がる」みたいな意見はかなり疑わしいと思う。たしかブライアン・クリスチャン「アルゴリズム思考術」にもそんなことが書いてあったような。精度の高い意思決定とは何か、または、結局何が分かると意思決定できるのかを人間があまりよく分かってないので、闇雲にデータの種類だけ増えても意味がないことが多い。
ハナレグミがストリーミング解禁されてた。1stの音タイム聞く。