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出会い 『図書館の神様』瀬尾まいこ

お互いに言えない傷を抱えながらも、お互いの存在によって、大切なことに気が付くこともある。
垣内君と清の心地よい関係性が印象的なお話でした。


図書館の神様』という本を読みました。

思い描いていた未来をあきらめて赴任した高校で、驚いたことに“私”は文芸部の顧問になった。…「垣内君って、どうして文芸部なの?」「文学が好きだからです」「まさか」!…清く正しくまっすぐな青春を送ってきた“私”には、思いがけないことばかり。不思議な出会いから、傷ついた心を回復していく再生の物語。ほかに、単行本未収録の短篇「雲行き」を収録。

背表紙より

これまで懸命に打ち込んできたことが、何かの拍子でできなくなることもある。

誰かの死が、自分のせいだ。と、言われる。もしくは、自分のせいだ。と自分を責める。

罪悪感と恐怖感。
心の中で抱えている者にしかわからない気持ちがある。

人との出会い。
本を読むということは、日々新しい出会いがある。

出会いによって人は変わるのかもしれない。

文芸部の活動について熱く語る垣内君の姿に心を打たれた。


多くの作品が出てくるので
川端康成、夏目漱石、山本周五郎の作品が読みたくなりました。


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