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かもがわデルタフェスティバル2024終了のご報告

ご挨拶

過日、9月15日(片付けを含めると9月16日)をもちまして、「かもがわデルタフェスティバル2024」は無事終了いたしました。今年は、昨年を上回る約1000名のお客様にご来場いただき、出演者も100名を超えるなど、多くの方々にご参加いただきました。ボランティアやスタッフを含め、数多くの方々にご協力いただきましたこと、心より感謝申し上げます。
また、地域の皆様には、寄付や協賛をはじめ、さまざまなご支援を賜り、大きな事故もなく無事に終えることができましたことを、重ねて厚く御礼申し上げます。


実行委員長よりお礼のご挨拶

地域のみなさま、出演者のみなさま、出店者のみなさま、ご協賛やご寄付をいただきましたみなさま、養正小学校、高野中学校をはじめ、地域の各団体のみなさま、ボランティアとしてお手伝いいただきましたみなさまのご協力と、そして当日ご来場いただきました1000人を超えるみなさまのおかげをもちまして、事故もなく無事に今年度のかもがわデルタフェスティバルを終えることができました。
あらためまして、本当にありがとうございました。
当日は直前まで雨の心配もありましたが、無事に天気に恵まれ、たくさんの方にお越しいただき、例年以上の盛り上がりと熱気に溢れた時間になったと思います。
来年以降も引き続き、養正学区を象徴するイベントとして定着するように実施していきたいと思っておりますので、今後ともご協力のほどよろしくお願いいたします。

かもがわデルタフェスティバル実行委員長 南 知明

初めての挑戦

①プログラム冊子づくり&寄付・協賛募集

今年は様々な新しい取り組みを実施いたしましたが、そのなかの大きなものとしてプログラム冊子づくりがあります。
協賛をいただいた企業様・店舗様の広告、出店マップや出演者プロフィールなどを掲載し、カラーで16ページにもわたるプログラム冊子を配布しました。ご覧いただけましたでしょうか。
※後日Webサイトでも読めるようになるかと思います。

こちらは来年度以降も広報資料として使用する予定ですので、どこかで見かけた際は、ぜひお持ち帰り下さい。

寄付・協賛いただいた皆様、ありがとうございました。


②養正小学校との連携

デルフェス、共催団体の左京西部いきいき市民活動センター、養正小学校が協働して行っている出前授業の集大成を、デルフェス2024の最初の演目として披露しました。
この授業は養正小学校3年生が多文化共生について学ぶもので、ただ座学として学ぶだけではなく、様々な体験を通して考えるような授業になりました。

出前授業の様子は、左京西部いきいき市民活動センターのnoteよりご覧ください。


③「お宝発見!養正壁画ツアー」・西郷南海子

こちらのイベントは9月8日(日)に開催されたイベントです。
西郷南海子さんが企画されたイベントで、養正市営住宅にある壁画を見てみようという企画でした。

以下は西郷さんからのレポートです。


養正市営住宅に、子どもたちが描いた壁画があるらしい。
もうすぐ取り壊しとか。でもどこにあるんだろう?行ってもいいのかな?

以前はわたし(西郷)もそんなふうに思っていました。
そこで今回はお住まいの方の協力を得て、ツアーを開催しました。暑い中、午前・午後それぞれ、10名ほどの参加者がありました。
壁画は地面から天井まであるので、とても大きく、思った以上の迫力があります。また、用いられているタイルは鮮やかで、質感の違いもあります。6枚の壁画ごとに、子どもたちと、先生と、タイル業者さんがいろんな工夫をしているのがわかります。

ツアー後の振り返りでは、記憶の継承を含め、様々な保存方法がアイデアとして出されました。今後も定期的に開催したいと考えています。

【壁画一覧】
11棟(1970年)「おういどこへいくの」「なかよくあそぼうよ」
12棟(1975年)「まえへ」「みんなでうたを」
13棟(1980年)「なかま」「きぼう」

【朝日新聞による取材記事】

解説をする西郷さん

かもがわデルタフェスティバル2024スタート

「古地図を持ってまちあるき」・下村泰史

昨年に引き続きまちあるき企画が開催されました。
古地図と郷土史「田中の歴史」を参照しながら、かもがわデルタをスタートし、高原児童公園まで寄り道をしながらまちあるきをしました。
当日はかなりの猛暑のなか、15名ほどの方が参加してくださいました。


古地図と郷土史「田中の歴史」

京都学生演劇祭もスタート

提携している京都学生演劇祭も9月7日からスタートしました。
今年も学生たちの熱演が繰り広げられました。

大賞:社会の居ヌ(関西大学など)『未χのチ。』
審査員賞:オヒアレフア(京都大学など)『幽在』・社会の居ヌ『未χのチ。』
審査員奨励賞:灯座(立命館大学)『夏に忘れ物』
演出賞:灯座『夏に忘れ物』
観客賞:社会の居ヌ 『未χのチ。』

という結果となりました。

社会の居ヌ ゲネプロの様子(撮影:脇田友)

メインイベント「多文化まつり」

猛暑のなかの設営

今年は本当に暑かった。そんな猛暑のなか、たくさんのボランティアの方々にお集まりいただき、無事準備を終えることができました。

希望の広場には日陰が少ない
設営だけでなく、Tシャツを作ったり、ステージで使用するめくりを作ったり

ついに迎えた多文化まつり当日

共催の左京西部いきいき市民活動センターのほうでも当日のレポートが書かれているので、よろしければそちらも併せてご覧ください。


野外特設舞台から

前日まで学生たちが熱演を繰り広げた野外特設舞台からお祭りはスタートしました。
野外特設舞台には入りきらないほどのお客様がお越し下さり、暑いなか詰めて座ってくださったり、譲り合ってご覧いただくかたちとなり、申し訳ありませんでした。

実行委員長・南による挨拶

養正小学校3年生による学習発表会

養正小学校3年生による多文化共生の授業発表から。こちらの授業については初めての挑戦②ですでに記載したので割愛します。
今回のコラボについて、養正小学校・木村教頭とデルフェスディレクター・スズキの対談は左京西部いきいき市民活動センターのいきいき通信32号に掲載しております。

小学生の発表を京都新聞に掲載いただきました。

機材トラブルがありましたが、うろたえることのない堂々とした発表でした。

アリランダンスを披露する養正小3年生、保護者の方や地域の方がたくさん
(撮影:長谷川槙也)


養正小学校合奏部・高野中学校吹奏楽部

毎年恒例の養正小学校合奏部、高野中学校吹奏楽部それぞれによる演奏が披露されました。学習発表会に出たばかりの児童も合奏部に参加していて驚きました!
また、このブロックからは3年生有志に司会もお手伝いいただきました。

司会の飯坂さんと竹浪さんをお手伝いする3年生
(撮影:長谷川槙也)
養正小学校合奏部。人数が減ってしまったそうですが、迫力ある演奏でした!
(撮影:長谷川槙也)
高野中学吹奏楽部とミュージシャンのコラボで演奏された「風になりたい」は大盛り上がり
(撮影:長谷川槙也)

昨年に引き続き京都熱愛会・南京玉すだれ、田中村六斎念佛保存会・六斎念仏踊り

次は地域の団体です。昨年に引き続き、京都熱愛会による南京玉すだれ、田中村六斎念佛保存会による六斎念佛踊り。どちらも歴史を感じる安定したパフォーマンスで観客を釘付けにしていました。

南京玉すだれを披露する京都熱愛会
(撮影:長谷川槙也)
平安時代より続く重要無形民俗文化財、六斎念仏踊り
(撮影:長谷川槙也)

南京玉すだれや六斎念佛踊りの裏では、小学生が屋台や射的屋のお手伝いをしていました。

田中みこし屋台村をお手伝いする養正小学校3年生。お金や商品の受け渡し、呼び込み、調理のちょっとしたお手伝いまでいろいろなことに挑戦しました

また、野外特設舞台では園児 × 美大生 合作プロジェクトで聖護院保育園と京都の美大生が制作したアート作品の展示も行いました。

SHAKE ART!による展示
(撮影:長谷川槙也)

こども広場

昨年に引き続き、こども広場を開催。誰でも参加できる地蔵盆として、今年は昨年よりたくさんの出店があり、所狭しと並んでいました。

スタジオぐるり「ハイザイアート・散歩ペットをつくろう」、京都学生演劇祭実行委員会「白塗り体験」、西郷南海子さん「駄菓子のじゅうえんや」、デルフェス実行委員会「Tシャツづくり」、熊野寮「タテカンアート」、ようせいこども会「ゲームコーナー」、かもがわ水族館、左京朝カフェ、音遊びなどなど、盛りだくさん。

スタジオぐるりのハイザイアート
左京朝カフェ
かもがわ水族館

野外特設舞台の奥側ではヤギがやってきて、ふれあうことができました。

ヤギ
(撮影:長谷川槙也)

かもがわデルタからチンドンパレード

デルタ集合で、会場までチンドンパレードも行いました。
ちょうど、六斎念佛踊りの終わり掛けに会場到着!


舞台はおまつり広場へ!

17:00からのパフォーマンスはおまつり広場で行われました。

イーリャダスタルタルーガスによるアフロサンバの演奏に始まり、PPI shigaによるスマトラ島の伝統舞踊「サマン・ダンス」、インジンガ京都による格闘と音楽を組み合わせたアフロブラジル文化のカポエイラ、シャボン玉ホリデーによる練り歩き演奏、トランジスタボレロ+マホッピダによる歌唱と、多文化まつりの名にふさわしいパフォーマンスが披露されました。

イーリャダスタルタルーガスによる爆音のサンバ。会場全体でリズムに乗って盛り上がりました
(撮影:長谷川槙也)
PPI shigaによるサマンダンス。昨年に引き続き披露いただきました
(撮影:長谷川槙也)
インジンガ京都によるカポエイラ
(撮影:長谷川槙也)
シャボン玉ホリデー。会場内を練り歩きながら演奏しました
(撮影:長谷川槙也)
トランジスタボレロ+マホッピダ。みんなで「かもがわ出町デルタ~♪」
(撮影:長谷川槙也)


恒例・ゴーダ企画「前衛芸術ショー」

かもがわデルタフェスティバルのなかでも楽しみにしている人が多い演目、ゴーダ企画「前衛芸術ショー」。実は、このレポートを書いている委員はステージ前に人がたくさんいすぎて、ほとんど見ることができませんでした。
それぐらい人気の演目です。
たくさんの出演者によるコンテンポラリーダンスのパフォーマンスは圧巻です。

「蚊の誕生」をテーマに創作されたダンス
(撮影:長谷川槙也)
ケンタッキーを食べる小倉笑さん
(撮影:長谷川槙也)
お客さんをステージに上げて踊る康本雅子さん。ステージに乗り切れないほどの人でした
(撮影:長谷川槙也)


みこし担ぎ

田中神輿会によるみこし担ぎは性別も年齢も関係なく、みんな担ぐことができます。

保護者の方に抱っこされながら担ぐお子さんも
(撮影:長谷川槙也)
「させー!」の合図で神輿を上に持ち上げます
(撮影:長谷川槙也)


ラストは盆踊り!第一部は炭坑節と昭和歌謡

第一部はさきょーラの皆さんによる炭坑節と昭和歌謡メドレーです。炭坑節の振り付けで昭和歌謡を盆踊り調にアレンジした曲を踊ります。

生演奏・生歌唱で盛り上げるさきょーラのみなさん
(撮影:長谷川槙也)
やぐらの上で踊るゴーダ企画のみなさん
(撮影:長谷川槙也)


第二部は江州音頭を40分ノンストップで!

音頭取りは滋賀県からお越しいただいた江州音頭保存会・昇山会のみなさん。最後はアンコールもあり、大盛り上がりで幕を閉じました。

昇山会のみなさん
(撮影:長谷川槙也)
たくさんの方が踊ってくださいました
(撮影:長谷川槙也)


最後に多国籍屋台もご紹介

今年もたくさんの出店をいただきました。ありがとうございました。
一覧にはなりますがご紹介します。

・アリババ(エジプト料理)
・移動する竹村商店(綿菓子/かき氷)
・エルラティーノ(メキシコ料理)
・喫茶you&me (クリームソーダ)
・ぐるぐるかふぇ(トルコ料理)
・sou.fil.(ハーブドリンク)
・中川酒店(沖縄料理)
・ナチュラルフーズどんぐり(ワイン、ソーセージ)
・BEAR'S BREW COFFEE (コーヒー)
・ශ්‍රීLANKA (スリランカ料理)
・VoNN(巻き寿司)
・モンパン食堂(モンゴルパン)
・洛北製麺所(ぶっかけうどん)
・田中みこし会屋台村(焼きそば、串カツ、たこせん)
・ようせいこども食堂<あすかい子ども食堂(カレー)、わかくさネット(ゼリー)、teraccoya(ジュース)、ふれあい食堂(焼きとうもろこし)>
・まちづくり協議会設立準備会(飲み物)

田中みこし会屋台村
(撮影:長谷川槙也)
実行委員長・南、副実行委員長・岡田のご挨拶と三本締めでおひらき
(撮影:長谷川槙也)


翌日の撤収・搬出まで無事終了

翌日もたくさんのボランティアの方が来て下さり、撤収・搬出・掃除など最後の後片付けを終えることができました。

炎天下の作業となりましたが最後までありがとうございました。


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