見出し画像

もしかしたらお茶の時間のための作業かもしれない

砂子原茶業組合の番茶刈り、今年は少し遅く11月初め頃から始まった。
高齢化人手不足、広い茶畑なので1ヶ月くらい基本雨が降らなければ毎日茶刈りになる。

このくらいの時間に工場に持って行ったらお茶に間に合う

この時間だとお茶飲んでから工場に出たほうがいい

こんな時間になったからお茶飲んでからトラックに積むか

トラックに荷物積んでからお茶飲んで工場に出よう

これだとお茶の時間に間に合わんわ〜

などなど、番茶時期に限らず茶畑の作業では日常的に交わされる会話だが、つい最近気づいた。
10時と15時には小屋でみんなで30分ほどお茶休憩を取る。
砂子原茶業組合の煎茶を飲み、菓子を食べ、世間話をする時間だ。
作業はこの時間を中心に回っている。
みんな何よりもこの時間を大切にしているのだ。

それに合わせて作業を進める。
今まであまり意識していなかったが、そう思うとそのやり取りが愉快に感じ、そしてなんだかほっこりするのだった。

朝来たらまず10時のお茶のための湯を沸かす。
お菓子もたっぷり準備する。
時々自家製の漬物があったり、家で採れた柿があったり干し柿があったりする。

時にはお茶の話もするが、ほとんどがお茶と関係ない話でわいわいする。

お茶の時間中心に回っていると気づいて、全ての仕事がそんな感じでもいいのになってちょっと思った、この頃。

いいなと思ったら応援しよう!