ゴジラ キング・オブ・モンスターネタバレ感想。あるいは「玉座とネズミと王」
「我々は偉大ではなかった。それどころか、王が不在の時に玉座でいたずらをしていた、道化の格好をしたちっぽけなネズミだったのだ」
告白すると、今現在人生で初めてのそして恐らく最大の下り坂に差し掛かってしまっている。
そんな中で見たゴジラキングオブモンスターズは、とても重く脂っこく腹の中に溜まる大作映画であった。
前作が、災害の物語であるのだとしたら、これは転落の物語である。
もっと単純化、いや格好をつけていえば、この映画は人類という神々の黄昏の物語である。
これまで、自分