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紹介したいnote記事「やっぱりキミが好き」

冬月剣太郎 猫詩人🐈さんの「やっぱりキミが好き」という記事を紹介します。

すべてはわたしがキミに
エサをあげたあの日から始まった
わたしはひろってきた子猫に
戯れでキミという名前をつけた
キミとわたしは
彼女が嫉妬するくらい仲がよかった
キミとわたしは一日中見つめあっていた
わたしたちは毎晩抱きあって寝た
彼女とは喧嘩ばかりしていた
ある日
キミは唐突に姿を消し
なぜか
彼女はわたしに優しくなった
わたしも彼女に優しくなった
みんなは笑うけど
いまでもキミが見守ってくれていると信じている
キミはわたしが視た夢の住人だったのかもしれない
わたしがキミの視た夢の住人だったように

やっぱりキミが好き| 冬月剣太郎 猫詩人🐈 (note.com)

 「やっぱりキミが好き」とあるので、人間の恋人かと思ったら猫でした。猫の名前が「キミ」だったんですね。

「キミとわたしは彼女が嫉妬するくらい仲がよかった。キミとわたしは一日中見つめあっていた。わたしたちは毎晩抱きあって寝た。彼女とは喧嘩ばかりしていた」

 冬月さんと「キミ」は、彼女が嫉妬するくらい相思相愛だったんですね。人間が相手だと、言葉がわかる分だけ要求が多くなるのかも知れません。

 でも猫の場合、言葉は通じないし自由気ままなので、「仕方ないな」で許せるのでしょう。

「ある日、キミは唐突に姿を消し、なぜか彼女はわたしに優しくなった。わたしも彼女に優しくなった」

 猫は死ぬ前に姿を消すと聞きますが、調べてみると次のような理由がありました。

ーーよく「猫は死ぬ前に姿を消すことがある」という話を聞くのですが、実際はどうですか?

ねこのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「おそらく、人間以外の動物には死という観念はないだろう、と考えられています。
猫が自分自身の死を知ることができないのなら、死ぬ前に姿を消すこともできないのではないでしょうか」

ーー動物は「死」ということを考えないのですね。

獣医師:
「野良猫や自由に外へ出ている猫は、突然の事故に遭ったり、ケガをして亡くなってしまうことがあります。
傷を癒そうとして身を潜めているうちに、亡くなってしまったり帰れなくなってしまうこともあります。
発情期に遠くまで放浪してしまった、テリトリー争いで追い出されてしまったという理由で、帰れなくなる猫もいます」

獣医師:
「また、猫は体調の悪さをギリギリまで隠して、いつもと変わらない行動をとる傾向にあります。体調不良のまま外出してしまい、帰れなくなるケースもあるでしょう。

理由はさまざまですが、突然、愛猫や世話をしていた猫が姿を消してしまって、死に際を見守れなかったという経験をした飼い主さんは少なくないと思います。
このようなことから、『猫は死ぬ前に姿を消すことがある』と言われるようになったのではないかと思いますね」

猫は「死ぬ前に姿を消す」って本当なの?気になる真相を徹底解説!|ねこのきもちWEB MAGAZINE (benesse.ne.jp)

 傷を癒そうとして身を潜めるために姿を消すわけですね。「キミ」がいなくなり、冬月さんと彼女は元通りになりました。

「みんなは笑うけど、いまでもキミが見守ってくれていると信じている。キミはわたしが視た夢の住人だったのかもしれない。わたしがキミの視た夢の住人だったように」

 「キミ」はいつまでも、冬月さんの心の中に住み続けるようです。


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