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紹介したいnote記事「詩 君の背中に…」

ナッツさんの「詩 君の背中に…」という記事を紹介します。

おやすみのKissまで
あと少し…

本を読む
というより
ただなんとなくの感じで
指は機械的にページをめくり

気持ちはその上を滑っている

時々上目遣いで
君の様子を伺いながら…


君が真顔で向かい合ってる
その…、
パソコンの画面に少なからず
ジェラシーを覚えている

なんなら 
その画面になりたいとさえ・・

そんな子供じみたことを
思ってたりするなんて
君は 気づくはずもなく…

もし言葉に出して
振り向かせたなら

馬鹿な! って
一笑に付すわね

その精悍な顔を
素敵な笑みで
まろやかに崩しながら…



その背中視線で抱きしめ初秋かな

詩 君の背中に…|ナッツ (note.com)

 彼女はベッドの中でしょうか。一方、彼は机に向かってパソコン作業中。真顔で作業していると言う事は、仕事かも知れません。

 彼女は本を読んでいるようですが、彼の事が気になって仕方ない様子。彼に見つめてほしくて、彼の視線を独り占めしているパソコンの画面に嫉妬しています。

「そんな子供じみたことを思ってたりするなんて、君は気づくはずもなく…。もし言葉に出して振り向かせたなら、馬鹿な!って一笑に付すわね」

 普段の彼女はきっと、甘える事が苦手なのかも知れません。そして彼も、女心がわからないタイプなのでしょう。

「その精悍な顔を、素敵な笑みでまろやかに崩しながら…」

 彼女は彼に、心底惚れている様子。精悍な顔も、まろやかな笑みも、彼女にとってはどちらも大好物なのです。

「その背中視線で抱きしめ初秋かな」

 背中から抱き締めるという行為も、彼女にはなかなか難しいのかも知れませんね。せめて想像の世界では思う存分抱きしめたい、そんな感じに受け止めました。

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