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紹介したいnote記事「詩  …月今宵」

ナッツさんの「詩  …月今宵」という記事を紹介します。

加速度をつけて

一気に冬をめがけて

動き出した季節

温かい君のまなざしと

大きな手に導かれながら



胸は今、
騒がしくて仕方ない








ブラームス聴き入る時の沈黙の今宵の月はレモンイエロー



チェロの音の響くカノンや後の月



星くずを掃いて集めて金木犀

詩  …月今宵|ナッツ

 夜空に浮かぶ月を眺めながら、空気の冷たさに冬の到来を感じながら詠んだ詩でしょうか。室内であれば窓を開けた時でしょうし、戸外であれば全身で季節の移り変わりを受け止めたのでしょうね。

「温かい君のまなざしと、大きな手に導かれながら。胸は今、騒がしくて仕方ない」

 その時に「君」が一緒にいたのか、それとも傍にはいないけれど心で思ったのかはわかりませんが、何となく一緒にいたのではないかと推察します。

 詩の後に続く短歌や俳句を見ると、室内でクラシックを鑑賞しているようです。

 見つめ合う二人の瞳、繋がれた二人の手。それだけで胸が高鳴っているわけですから、二人の恋は始まったばかりのようです。

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神野守
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