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紹介したいnote記事「贅沢な時間」

冬月剣太郎 猫詩人🐈さんの「贅沢な時間」という記事を紹介します。

暗いカウンターに座って
うつむきかげんに
グラスを重ねる彼女
彼女の横顔は
わたしの憧れである
写真に撮って書斎に飾っておきたい
グラスを持つ彼女の繊細な細い指先
一度でいいから
彼女の指でほっぺたをつねられたい
暗いカウンターに腰かけて
存在しない彼女を妄想しながら
グラスを重ねる
わたしのゼイタクな時間

贅沢な時間| 冬月剣太郎 ノラ猫詩人🐈

「暗いカウンターに座って、うつむきかげんにグラスを重ねる彼女。彼女の横顔はわたしの憧れである。写真に撮って書斎に飾っておきたい。グラスを持つ彼女の繊細な細い指先。一度でいいから彼女の指でほっぺたをつねられたい」

 どこかの店のカウンターでお酒を飲む「彼女」をただ見つめているのでしょうか。話しかけるわけでもなく、彼女に触れられる事を想像するだけのようです。

「暗いカウンターに腰かけて、存在しない彼女を妄想しながらグラスを重ねる。わたしのゼイタクな時間」

 「存在しない彼女」とは、今は亡き恋人の事でしょうか。彼女と過ごした思い出を懐かしみながらお酒を飲むのが、冬月さんにとって至福な時間のようです。

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神野守
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