2021/12/01読書感想「世界観の作り方」有里著
著者はゲーム会社「レベルファイブ」で「二ノ国」や「妖怪ウォッチ」に携わった方のようです。
タイトルからして欲しいとは思っていたのですが、つい最近まで買わないでいました。結局買う機会があり手に入りました。
パートが4つに分かれていて、
PART1 コンセプトアートとは
PART2 身近なところから世界をデザインする
PART3 ゼロからファンタジー世界をデザインする
PART4 お役立ちTIPS集
となっています。
PART3がメインコンテンツで、オリジナルの竜宮城をデザインされてました。
どれも楽しく読んだり観たりしました。
中でも「描くことよりもリサーチに時間をかける」というような言葉が印象的でした。
竜宮城をデザインする際も、温泉宿を取材したりしていて、そこまでするんだ、と感心させられました。
自分はなかなか取材ができませんが、もっと深く調べたりしないといけないのかな、と思わされました。
その一方で、著者のイラストはちょっと好みとは違う感じもしました。
イラストが詰め込み過ぎていて、情報量は多いけど、何が描かれているかひと目ではわかりづらかったです。
そういうこともあり、そこまで奥深くリサーチしてデザインするべきなのか、迷いも生じたのが本音です。
自分のイラストに満足がいっているわけではないので、いろいろ勉強になったのは事実ですけど、竜宮城の全体のデザイン、現実に近いデザイン以外のイラストは「ん~」というところもありました。
マイナスな面も書きましたけど、自分の好みでイラストは判断していますので、実際、本を手でとって読んでみて、その人その人が合うか判断してみるのが一番だと思います。
とてもタメになるとは思います。