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論文紹介001❘ PI3KはCLOCK-BMAL1複合体とコアクチベーターを形成して転写を誘導する

 PI3Kはイノシトールリン環のD-3位をリン酸化する酵素であり、細胞外刺激(成長因子やサイトカイン)によりPI3K/AKT/mTOR経路を通して、細胞の増殖・抗アポトーシス作用・代謝などを調節する有名な因子である。がんではこの経路の調節不全により常に活性化しているため、治療標的の候補にもなっている。
 PI3Kはこの構造と基質特異性に基づき、「クラスⅠ」、「クラスⅡ」、「クラスⅢ」が存在する。今

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