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シーズン2 ⑤紙芝居って楽しい!
前回のお話はコチラから。
憧れの先輩と紙芝居口演をご一緒させていただけることになり、稽古に励む毎日。
しかし、頑張るだけではどうしようもない現実を突きつけられたのです。
大先輩・声優紙芝居師OHANAさんとの紙芝居口演編。
どうぞ!!
海がモチーフになったイベントでの紙芝居、ということで、
登場キャラクターも、全て海の生き物達。
どのキャラクターも可愛くて個性的。
オリジナル紙芝居の絵を手掛けられた作家さんはパステル作家さんで、
淡い海の色やキャラクターの優しい表情が魅力的でした。
キャラクターをそっくりそのまま描けないですが(著作的なアレで)、
個人的には、サメ男爵が好きでした。
メンタルはミジンコよりも弱い。
クソ。
この時OHANAさんからいただいたアドバイス
「キグルミに入るイメージ」
キグルミに入ったことはないけれど、
お芝居をするってこういう事なの・・・・と衝撃を受けました。
今でも、これを実践していますが、未だに出来ません。
なんか、どっかしら、手とか足とか、飛び出ちゃいます。
あ~~~集中力~~~・・・・・・
「出来ないから大丈夫」ではなくて、「出来なくて当たり前」
だからこそ、先輩が時間をかけて丁寧に指導をしてくださっていたのに、「出来て当たり前な世界なんだからクソや自分!●ね!●ね!」
と追い込んでました。
今も、出来ない時は超絶凹みますが、自分は今ここまでの存在なのだから、努力するしかなかろ・・・と半泣きでやっています。
人生は一生勉強ってスゴイ言葉です。
紙芝居師デビューした時から、実はヤムさん、OHANAさん、色んな方から「杖使いなよ!」と言われていました。
しかし、杖を使うことによって弱者とか障害者とか、バレたくなかったし、「若い女性の障害者」ということで、嫌な事も経験していたので、
「なんでそんな事を言うのだろう??」なんて思っていました。
でも、今考えると、私も健常者だったら、心配して「杖使っていいよ」と声をかけただろうし、無理してほしくない、て思います。
こういう気持ちのすれ違いを少しでもなくしていきたいので、今は積極的に過去の事等話しています。
結局杖は使わず、紙芝居口演にのぞみました。
クッキー屋のおじさん
女神様の笑顔に救われました。
本当に、素晴らしい経験をさせていただきました。
ご一緒させてくださったOHANAさん。
そして声をかけてくださったヤムさん。
事務所の関係者の方々。
感謝です。
OHANAさんとの紙芝居口演、一年間!!!
長いようで、とても短かったです・・・
現場の日は、はやく集まって、OHANAさんとお茶しながら近況報告やこれからの夢、足の事、たくさんたくさんお話させていただきました。
控室では、イヤホンをつけて、紙芝居のバックミュージックをききながら練習、とか・・・。
あの頃、経験させていただいたからこそ、今の自分があると感じています。
ほんの5年くらい前の出来事ですが、とても、とてもとても周りの先輩方から色んな事を教わっていたと思います。
当時、めちゃくちゃ恵まれた環境だったのに全然気づかなかった私。
こっちこい。ぶん殴る←
今は、後輩にも恵まれて、なんやかんや、気づいたら自分が若手の中で一番先輩になってて、当時に比べたら別の意味で恵まれていると思います。
出会いや別れ、ずっとこういう環境が続くわけではないので、今は今で出来る事を一生懸命やっていきたいと思います。
次回へつづく!