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軽い肉離れのサッカー選手に打つ鍼

こんにちは。整体院Dressの神谷 弘輝です。

今回は、軽い肉離れのサッカー選手に打つ鍼を紹介していこうと思います。

そもそも肉離れという言葉はとても幅のある表現で、まったくプレーできない状況のものもあれば、ある特定の動作は痛いけれどそれ以外であればそれなりにプレーできるといったものもあります。

そういった幅の中で、軽い肉離れ(上に表現したような、特定のプレーに支障が出る)に対しては鍼をすることでそれなりにその悩みを解消することができます。

今回はその中でも、大腿部内側という少し珍しい部位に関する鍼の紹介です。

大腿部内側を痛めているとインサイドでボールを蹴る時や、擦り上げるようなキックをする時に、本来の動きができなくなっていまいます。
特に使う筋肉としては、縫工筋や大内転筋です。
(もちろんほかもあります)

特に大内転筋は股関節の内転・屈曲・内旋の作用があるので、インサイドキックという股関節外旋位の状態から、屈曲・内旋の動きをいれる時に大きく働きます。

実際に鍼を打つ時は、縫工筋と大内転筋の間を狙うように打ちます。また鍼の方向は遠位に向かっていれることが多いです。
縫工筋と大腿内転筋は走行がクロスするように交わります。

このちょうどクロスするところに打つようにすると、軽い肉離れのときの痛みは比較的楽になっていきます。

縫工筋に沿って打っている様子

いかがだったでしょうか?

今回は軽い肉離れに対する鍼について紹介しました。
もちろんこれだけですべて良くなるとは思いませんが、比較的プレーの幅が増えることは多いと思っています。

鍼灸師の方はぜひ一度試してみてください。

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