【G-suiteワークショップ第二弾】〜超初心者も置き去りにしないワークショップ〜
【はじめに】
今回は、現在所属校で実施しているG-suite for educationのワークショップ第二弾についての詳細について書きたいと思います☺️
1.前回のワークショップの反省
所属校でG-suite for educationのツールを先生方に知っていただくためのワークショップを現在進行形で行っています。
↑こちらが前回のワークショップです。
前回のワークショップの反省を、記事より抜粋します。
今回校内でワークショップを実施してみて、いくつかの反省点がありました。
中でも、1回のワークショップの中に多くの情報を詰め込みすぎたのは大きな反省点であったと感じています。
前述のとおり、受講者のレベルは様々です。様々なレベルに対応できるように自習型教材を作りましたが、それでも受講者のレベルの違いには完全に対応できていませんでした。
情報が多すぎてついていけないという先生もいれば、もっと教えて欲しかったという先生もいました。
今後は、ワークショップを複数回に分け、自分が参加したいワークショップにのみ参加してもらうようにしたいと思います。
この反省を踏まえ、今回のワークショップは複数回に分けて、最初は超初心者レベルからスタートし、徐々にレベルを上げていくことにしました
こうすることで、受講者である先生方は、自分のレベルにあった講座を選択できると考えたからです。
今回も同僚であり頼れる先輩でもあるけいすけ先生とワークショップを行いました。
2.ワークショップ第二弾
今回のテーマは、「0から始めるICT」です。
現在教育現場ではICTの活用が必要だ〜!と叫ばれていますが、その流れに乗れずにいる先生方が現場には多くいます。
私は高校生時代にはすでにスマホを持っており、当たり前のように情報機器に接してきた世代です。
しかし、実際に教育現場に出てみると、情報機器の活用が大の苦手という先生も少なくありません。そうした先生方は、自分の苦手なことを教えられても理解できない...。となってしまうことが多いのです。
我々はそうした超初心者ともいえる先生方のことを置き去りにして、前回のワークショップを行ってしまっていました。
そこで今回は「0から始めるICT」をテーマとして、超初心者レベルからスタートするワークショップを計画しました。
現在第3回までを終了しており、年明け1月に第4回を行う予定です。
↓こちらが実際に所属校の先生方に提示したワークショップの計画と実施内容です。
第1回と第3回についてはけいすけ先生が講師を担当してくださったので、そちらの記事をご覧ください。
私は第1回のワークショップを担当しました。
「今さら聞けないインターネットの基本中の基本」と題して、インターネットの基本構造や、日々何気なく使っているけどよく意味がわかっていない用語の説明などを行いました。
ICT活用が苦手な先生方は、そもそもインターネットとは何なのかよくわかっていないという先生も多く、基礎的な部分から説明すれば、苦手意識も少しは和らぐのではないかと考えました。
画像のようなスライドを提示しながら、インターネットや用語について丁寧に説明を行いました。
受講していただいた先生方からは、以下のような感想をいただきました。
・今までは知ったかぶりだったことが、正しく理解できるようになったので、あやふやだったこともわかるようになったと思います。
・簡単な操作で授業に役立つ方法を教えてもらいたいです。難しいのはやる気が出ませんので。
・今まで漠然とパソコンを使っていたが、少しわかった。
・用語の意味がわかるようになったので、PC更新等の事務処理に役立てたい
・今後、どう生かすかはまだわかりませんが、今までわかったフリをしていた基本的な語句の意味がわかって、頭の中がスッキリしました!
直接私に、「あのような初歩的な講座は大変助かるので、またやってほしい」と言ってくださる先生も複数いました。
さらにそこから徐々にレベルを上げ、第3回では、受講者の先生方とともに日々の業務をどのようにICTで解決していくかを考えました。
その結果、第4回のワークショップでは、校内のどこにいても簡単にコミュニケーションがどれるGoogle Chatと、スケジュールとTo Doを管理できるGoogleカレンダーとGoogle Keepについて扱うことになりました。
このワークショップの最終目標は、多くの先生方が授業でICTを活用できること、ひいてはそれによって教育をより良いものにしていくことです。
今後もワークショップを実施していき、学校全体としてICT活用に取り組んでいきたいと思います。
【おわりに】
今回は、所属校で実施しているワークショップについて書きました。
超初心者向けの講座は、どの学校でもかなり有効だと思います。この記事を読んでくださっている方の中で、ICTを推進する立場にある方は、ぜひ超初心者の方々の目線に立ってワークショップを計画することから始めてみてください。
P.S.
別の記事をアップする予定ですが、まずはこの場をもって2020年にお世話になった方々、私の拙い記事をお読みくださったすべての方々にお礼申し上げます。
2020年は多くの皆様にとって大変な1年になったことと思います。
私個人としましては、「成長」を感じられた1年となりました。今までは目の前の仕事で精一杯でしたが、今は3年目にして自分が学校をリードしていく立場だという自覚もあります。
来年も「挑戦」をモットーにさらに成長していきたいと思います。ありがとうございました。どうぞ皆様来年もよろしくお願い致します。
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