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連載「足元」|里山の土壌を作ってきた人たちの暮らしごとを記録する

最後に暮らす場所は、ここがいい。
移住先を探す中で この土地と出会いました。

愛媛県内子町の街なかから山道を車で走ること10分。「御祓(みそぎ)地区」は人口230名、高齢化率50%を越える集落です。

なんてことない、と地域の人が言うこの里山には棚田があり、閉校になった後も大切に守られてきた小学校があり、かつて紙の原料を収穫していた歴史があり、今の生きた風景が続いていくことを願う人たちがいます。

田畑を耕し、思いを継ぎながら日常を続けていくこと。
この場所に住む中で大切にしたいと思ったのは、みそぎの土壌を作ってきた人たちの暮らしごとそのものでした。

「足元」では、みそぎ地区の人たちへの取材を通して土壌にある文化や歴史、自然の移ろいを記録します。
このメディアが、自分の足元を見つめるきっかけになれば。この土地の言葉から、確かに立つための何かが見つかれば。そう願います。

2022年2月 「足元」編集部・浪江由唯

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