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過去の受賞作品紹介#3『僕からお母さんへ』

みなさんこんにちは。
「あの人との、ひとり言」コンクール事務局です。

今日の東京は梅雨空ですが、過ごしやすい気温です。
本日は、2021年度の大賞作品をご紹介しますね。

2121年度
第6回 あの人との、ひとり言コンクール
大賞作品
作者:さくら貝さん(東京都)

【審査員コメント】※順不同・敬称略

重い障害を負って生まれ、12歳で亡くなった息子さんの言葉『お母さんは悪くない』。本当にすごい言葉だったと思います。これほどの愛と感謝がこもった言葉はないでしょう。心から感動しました。(湯川 れい子)

幼いはずの年齢なのに、悟りきったような言葉に驚きました。お母さんを心の底から愛していたからこそ、罪悪感を取り去り愛だけを残していかれたのでしょうね。(谷川 花子)

さくら貝さんはきっとお子さんのことでずっと自分を責めてきたのではないでしょうか…。ただ、この言葉でものすごく救われたと思います。亡くなった大切な人の言葉は、残された人にとって“生きる糧”になってくれることを証明する作品だと思います。(木村 光希)

現在は70代とのことなので、ずいぶん前のお話かとは思いますが、何年経っても母から子への思いは変わらない。いつも亡き息子のことを思っていることが伝わってきて、温かな気持ちになりました。重い障害のあった12歳の息子さんがそんなことを言ってくれたなら、まさに金言と思い選びました。(郡司 麻里子)

【カメヤマコメント】

天に帰った魂は再び生まれ変わるときに、自分で母親を選んでくると聞いたことがあります。丈夫に生んであげられなくてごめんねと、母親の立場からすると胸がしめつけられますが、このような言葉をかけてもらって救われますね。まさに金言です。気休めの言葉ではなく、本当にそうなのだと信じられる作品です。


皆様からのご応募、ぜひお待ちしております!


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