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映画「Marvin's Room」(マイルーム)

1996年。アメリカ映画。

なんでこれを今まで見てこなかったんだろう。

ずっと見たいと思っていたけど
忘れていた映画。

すごいキャスト。
メリル・ストリープ、
ダイアン・キートン、
レオナルド・ディカプリオ、
そしてロバート・デニーロまで!

ディカプリオ、良かった。
家族の愛を欲している。
でも、それを表現できない。
だから怒る。
そんな若き青年ハンクを演じている。
「旅立ちの時」の頃の
リバー・フェニックスを彷彿とさせた。

家族、病気、介護。
色んな問題が山積み。
でも、そんな中
長く離れていた家族が再会して
またつながっていく。

希望を見出す。
光が見える。
そんな素敵な映画だった。

しかし、
邦題の「マイ・ルーム」。
これは、いただけない!!

原題は「Marvin's Room」
Marvinは、認知症?も出ていそうな年老いたお父さんの名前だ。
お父さんは寝たきりで言葉もほとんで出てこない。
20年ぶりに我が家に帰宅したリー(メリル・ストリープ)は
そんな変わり果てた父親の部屋に入っていくのが怖い。


でも、最後のシーンで
キラキラと光が反射する父の部屋で
父親と姉の姿を
本当に美しいものを見ている表情で見つめる。
その表情が柔らかで、綺麗で
全てを物語っていた。

そう、父親。
Marvinの部屋が、この映画では
大切な要素だったのだ。

なのに、なんじゃ、マイルームって!!(怒)
はぁ。邦題。
誰だ、つけたの。
もう原題でいいじゃないか。

とつくづく思う。

あ!!
これ書いておかなきゃ。
サプライズがあったのだ。
この映画の途中に、
父親の介護施設を選ぶために
施設見学に行っているシーンがあった。
そこで施設を見せてくれる担当者(若くキレイな女性)が
なんとシンシア・ニクソンだったのだ。
(セックスアンドザシティのミランダ役)
「ミランダじゃないかーっ!!」と
びっくり。
若きミランダにこんなところで会えるとは。
うん。嬉しかった。
この時はチョイ役だったね。
こんな下積み時代もあったのね。
なんて思った。




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