第11夜 嫁の名は。爆笑!不妊治療!
本格的に不妊治療を始めようと思い夫婦で大学病院に通うことにしました。
前に書きましたが泌尿科で男性不妊チェックを受けました。
その時の泌尿科の問診票はかなり過酷な質問でした。
だが、今回は不妊治療に特化した検査と言うこともあり、問診票の時点からその過酷度はさらにアップしていた。
【過酷な問診票】
1.精子は前に飛びますか?
2.勃起に不安はありますか?
3.性交での失敗はありますか?(あれば具体的に)
4.精液の色は白いですか?
5.月に何度性交をしますか?(週何回ほど?)
6.結婚して何年経ちますか?
7.いつから、避妊をしていませんか?
8.奥様のお名前は?
すごいでしょう?
かなり過酷でしょう?
わかっていても、すぐには答えにくいものばかりです。
例えば「4」なんて、前に書きましたが「黄色いです」が回答になりますが、記載しにくいですよね。
小学校の時に、自ら手を上げているくせに
「間違ってると思うんですけど〜」
と、言って答える女子の気持ちになっていた。
そして、最も気になるのが、8の「奥様のお名前は?」という質問だ。
危うく、元カノの名前を引っ張り出すトラップかと思いつつも、絶対に間違ってはいけないし、自信もあったがなかなか筆が乗らなかった。
聞いてどうするんですか?
それが僕の率直な印象だ。
先生がそれを見て「いい名前ですね」とでも言うんでしょうか?
それとも「クリームシチューに改名しなさい」とでも言うんでしょうか?
※当時、細木数子さんが「海砂利水魚」というコンビだった二人を「くりぃむしちゅー」に改名したら爆発的に売れたという時代だったのです。
そんな過酷な問診表にも耐えた。
【いざ!診察!】
診察に行くのは、まさに「いざ!鎌倉!」と同じ勢いだった。
先生はそんな勢いだとはつゆ知らず
「そうですか、二年以上子どもができないのですか…わかりました、診察台へ…」
もう、僕の覚悟は出来ています。
以前は、何が起きたかわからず動揺して少女のような振る舞いをした。
#過去記事参照
だが、今回はなんの躊躇もなくズボンを脱ぎ捨て診察台へあがりました。
その様は、まるでライオンキングのような雄姿だった。
↑↑診察台へフルチンで向かうかめぴょんキング
しかし、前回と違う予想外な展開がひとつあったのです。
枕元に数珠(じゅず)のようなものが置いてあるのです…。
いったい何に使うの??
【診察開始】
前回の泌尿科同様に下腹部やペニスをおじさんの先生に触診されました。
考える事は前回と同じです。
「勃起したら負けだ!!」
ただ、前回は先生一人でしたが、今回は女性の看護士が「記録係」でいたことだ。
僕は数珠をどう使うのかが不安なのと、自分のチンチンの大きさを女性に記録されている事で、気が動転しそうになっていた。
そして、遂に先生の手が数珠に伸びたのです。
これはあれか??
AVで見たことある「アナルビーズ」というやつなのか??
#なんかおしりにいれるやつ
「まさか、入れるんじゃないだろうな??」と僕は怯えました。
しかしソレは睾丸の大きさを測るものでした。
僕の睾丸(きんたま)の横にその数珠を置いて比較し睾丸が腫れていないかをチェックする道具だったのだ。
確かに先生はとっさに「○○号!!」と言いました。
数字は聞き取れなかったが、すかさず女性はそれを記録していました。
僕はこの時初めて「きんたまの大きさの単位って号なんだ」と学びました。
そして、世界で僕の睾丸が「何号」なのか知ってるのは記録係の彼女だけです。
嫁ぴょんも知らない事で、あの娘と僕の秘密です。
#きんたまの大きさ
#僕も知らんけど
(続く)
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