観たよ『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』(記録 2023/04/20)
友達がことごとく観に行ってことごとく「世界一面白いから観ろ観ろ」ゾンビになってたので観てきた。
世界一面白かった!
「王道ストーリーを魅力的なキャラクターに乗せて2時間ずっと面白い映像を流すと名作になりますよ!」という理想論を大真面目に成功させた狂気の作品。
とにかく2時間ノンストップでキャラクター達が魅力的に動き回っていて、それでいてストーリーがスムーズに進む。創作のお手本のように丁寧な手つきで伏線を作り、スピーディーに回収していく手腕は本当に見事だった。
劇場版遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONSとかシン・ゴジラとか狂気で作った名作が好きだったから「論理でこんな面白いもの作れるんだ……」って感動したもんな。
映像も本当に綺麗だったし、「綺麗さを見せる」のではなく「綺麗であることで世界に馴染ませる」のが上手かったな。あらゆる点が見やすい映画だった……。
全てのシーンが魅力的でよく出来た作品すぎて「どこが好き?」と聞かれたら「全部!」と答えざるを得ないのだけど、特に気に入ったシーンはエドガンとゼンクの握手シーン。「あいつと手を繋ぐなんてごめんだね」を綺麗に回収しててびっくりしたよね。
見るだけで創作に対するやる気と自信が湧いてくる名作。ストーリーテリングを志したい人はぜひ一回見に行ってほしい。そろそろ大概終映っぽいけど……。
欠点あったわ。一生上映してないところ。ブルーレイ出たら買っちゃうくらい勢いのある作品だったなマジで。