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【story2】児童発達支援センターでの相談と新たな葛藤

1歳半検診から、3ヶ月に一度のペースで保健師さんとの面談を続けていました。最初は同じ保健師さんでしたが、途中から担当が変わることがあり、毎回新しい先生に息子の様子を説明するのは少し負担に感じていました。
面談は毎回約1時間。
仕事も調整して参加していたため、貴重な時間を割いているという意識が強く、毎回「様子見」と言われる度に、焦りと不安が募っていきました。

「様子見」という言葉は、私にとって、何も変わらない現状を突きつけられるようで、とても辛かったです。
保健師さんのアドバイスはどれも大切でしたが、具体的な解決策が見つからないことに、私は大きなストレスを感じていました。

療育への移行を決意

「様子見」の期間が1年以上経ち、このままではいけないと焦りを感じ始めた私は、療育を始めることを決意しました。
補助金で療育を受けるには、まずは区の児童発達支援センターで登録をしなくてはなりませんでした。

児童発達支援センターに電話をかけるのは、私にとって大きな一歩でした。しかし、電話口で「初回の面談まで半年待ち」と聞いた時は、心が折れそうになりました。
もっと早く相談していれば良かったという後悔と、これから始まる長い待ち時間に不安を感じました。

それでも、少しでも早く息子に合った療育を受けさせたいという思いから、待ち時間を有効活用しようと、療育に関する情報を集めることにしました。

児童発達支援センターでの面談

半年が経ち、やっと児童発達支援センターでの面談日を迎えました。
児童発達支援センターでの面談は、私にとって大きな期待と不安が入り混じった時間でした。
面談では相談員の方に、息子の言語発達の遅れや問題行動などを詳しく説明しました。
しかしここでも相談員の方からは、「もう少し様子を見ましょう」や「お母さんはもっと自信を持って」など、一般的なアドバイスしか得られませんでした。

すぐに療育先を紹介してもらえると思っていた私は、相談のみという結果に大きなショックを受けました。

また、息子の様子を観察してくれた心理士の方は、息子にではなく私の育児に対する不安や焦りを指摘しました。
まるで息子の発達の遅れは、私が原因であるかのように言いました。

決めつけたような態度に、私は委縮してしまい、その場では自分の気持ちをうまく伝えることができませんでした。

〜今だから思うこと〜
確かに不安や焦りがあるからここまできたのです。
その不安の理由は真っ当だったはずです。
それでも、私が育児ノイローゼのように言われた時、私は何をしにここまできたのかと絶望的な気持ちになりました。
この時、息子は3歳になっていました。発語はまだありません。
今現在、この日のことを振り返っても、私はとても冷静でした。
そして、まだあの心理士の方には恨みつらみがあります(本当に嫌な人だった!笑)
でも、この後に本当に支えになってくださる方との出会いがたくさんありますので、ご安心ください!


「様子見」という言葉は、親にとってはとても重く、不安にさせる言葉ですよね。
「本当に大丈夫なのだろうか?」と、毎日悩んでいたことを思い出します。

「様子見」と言われた期間は、誰にもわからない、とても長い道のりだったと思います。

「大丈夫」とは簡単には言えません。
なぜなら、お子さんの成長は一人ひとり違うからです。

私はこの後もたくさん悔しい思いをしました。
悔しくて悔しくて思わず涙が溢れてしまうこともありました。

それでもその先に、さまざまな支援機関や、同じ悩みを持つママさんとの出会いがありました。

そのような出会いが、あなたとお子さんの未来を明るく照らしてくれるはずです。
だから「支援を受けることを諦めないでほしい」 と心から願っています。


息子は今、普通の小学校で楽しく学校生活を送っています。
10年前には考えられなかった成長を遂げました。
そして、親も共に成長しました。
このブログが同じような悩みを抱えるママたちの心の支えとなれば幸いです。


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