CA新人訓練。我々CAは保安要因なのであります!
いよいよ、つなぎを渡されてモックアップでの訓練が始まりました!
この頃から訓練生の意識も変わります。
「飛行機の中で働くんだ!」
とかめ子の意識も変わったのがこの頃でしょうか。
モックアップの訓練開始と同時に教官からは
「あなた方は保安要因です!!」
と毎日何度も言われ、洗脳されます。
そう、我々はサービス要因ではなくお客様を守る保安要因なのです。
ドリンクやミールを配る姿は仮の姿。
緊急時にお客様を守る姿こそ我々客室乗務員の本来の姿です!緊急時なんて無い方がいいんだけども。
減圧時(突然飛行機が急降下して気圧がおかしくなった時)には酸素マスクが天井から落ちてきます。その時にどうするのか?
胴体着陸、水面着陸時にはよく見るでっかい滑り台を出します。←CAが所定の操作を行うことで飛び出るのです。
そんな命の危険と隣り合わせの緊急時の訓練毎日こなしていました。
はい、ここでも涙発生。
緊急着陸時に飛行機の扉から飛び出る滑り台。
これ、なんとビルの3階?4階?忘れたけど結構高いんです。
そこからまずジャンプして滑るのが正しい滑り方。
どんどん同期が滑る中、「滑れません‥」とドアサイドでしゃがみ込むかわい子ちゃん。数名。
一方で、「うわっ!めっちゃ高いやん。楽しそう!」とはしゃいだのを一瞬で教官に捉えられて呼び出され叱責されるかめ子。
はたまた、緊急脱出時にはCAが大きな声でお客様に指示を出します。「カバンは置いて!ヒールは脱いで!Go this way !」(←〜しないで!など否定を使わず肯定文で指示するのが良いらしい)その本番さながらの緊張感に硬って泣いちゃうかわい子ちゃん。数名。
でも、かわい子ちゃん達も今が成長する時!
決してリタイアを許さない教官の元、泣きながらスライドを滑り、大声でお客様に指示を出す練習もこなします!
キモの座った姉さん方は頑張るかわい子ちゃん達に拍手!
そうこうして同期達の絆は日に日に強まっていくのでした。
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