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#1写真の構図 まとめ
自分のためにもあらためて基礎から学んでいこうと思います。
※上の写真は阿蘇に友達と登山に行った時の写真です。α7CⅡはコンパクトなのでそこそこハードな登山にも持って行きやすいですよ!
1. 三分割構図
画面を縦横3等分する線を想像し、重要な被写体をその交点や線上に配置する技法です。これにより、バランスが良くなり、自然な視線の動きが生まれやすいです。
シンプルで応用が効き、どのカメラでも画面に表示できるので、とりあえず設定しておきます。
・応用として日の丸構図があります。その名の通り、被写体をど真ん中に置く構図です。三分割の真ん中のエリアに被写体を置き、周囲のエリアはあえてボケさせるなど中心に主役を置きます。
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2. シンメトリー構図
左右または上下が対象になる構図です。シンプルでありながら力強い印象を与えます。建物などの左右対称のものやリフレクションの撮影でよく使われます。
・応用としてアシンメトリーにわざとすることで作品によっては不安定な感じを引き出せるため、知っておくと使えるときがあるかもしれません。
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紅葉もリフレクションの鳥居も、
できる限りシンメトリーになればなと考えながら撮りました。
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3. フレーミング(トンネル構図)
被写体を自然のフレームなどで囲む技法です。木の枝やアーチ、窓枠などを使って、見る人の目を被写体に引きつけます。
・これは額縁構図に近いところがありますね。
額縁構図はその名の通り、窓枠や壁などで被写体を囲んで、額縁の中に被写体があるようにした構図です。被写体の引き締め効果があります。
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状況が整っていないと厳しいですが現場で自分だけの額縁が見つかるとめっちゃ嬉しくなります。
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作業風景の強調を狙って撮影しました。
4. 前景、中景、背景
風景写真などで前景・中景・背景に異なる要素を配置して、奥行き感を作り出すと、より立体的で臨場感のある写真になります。
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こういう奥行きがあり、どのエリアを見ても発見があり楽しくなるような写真が大好きです 笑
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5. リーディングライン
道路、川、フェンスなど、視線を導く線を使って、写真に奥行きや動きを加え、見る人を自然に被写体へ誘導する方法です。
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他にない素晴らしいロケーションです。
6. 余白(ネガティブスペース)
被写体の周囲に空間を持たせることで、シンプルかつ強調された印象を与えます。被写体が小さくても、その存在感が際立つ効果があります。
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7. 視点の高さや角度
一般的な視点から外れた角度(例えばローアングルや俯瞰)で撮影すると、日常の風景でも新鮮でドラマチックな印象になります。
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8.消失点構図(放射線構図)
吸い込まれるような奥行きを表現するために電車などで使われます。
奥に中心点を置き、放射状に被写体を配置します。
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これは良い構図になりそうだなと撮りました。
9.対比構図
対比となるような2者をバランスよく配置し、対比させることでどちらかをより引き立たせたり、また逆に全体のバランスを整える効果があります。
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10.その他特殊な構図
三角形を意識して被写体を捉えることで安定感を生み出す三角構図、
S字などアルファベットの美しいラインを意識したアルファベット構図、
黄金比でつくられた長方形(1:1.618・・)を正方形で分けていくことによりフィボナッチ数列からなる螺旋ができ、その最終点に被写体を配置する、フィボナッチ螺旋構図などがあります。
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構図だけでも学ぶことがたくさんありますね。
普段意識はしているものの、単純な構図に逃げがちなので、応用や組み合わせなどバリエーションを考えて、まだまだ勉強していこうと思います。
また、作品づくりに飽きが出たり、迷いが生じた時にも、このnoteを振り返って勉強し直そうと思いました。