見出し画像

#3 Lightroom classicでRAW現像しよう

僕がRAW現像を覚えたのは大学生の時でした。
当時は大学で使うスペックの低いパソコンで、めちゃくちゃ時間かけて現像していました。(時にフリーズしながら。)
YouTubeや本で勉強しながら現像について学びました。
ちょっとした趣味程度、一枚の写真に1時間近くかけて現像(パソコンの処理能力を超えてしまっていた事もあり時間もかかっていました)して、それでもまぁ満足していた序盤でしたが、段々編集スピードが上がり、やりたいことも増え、本格的に始めるようになってからは、お金を貯めてパソコンを買うことにしました。

もうここまで来ると、パソコンで妥協してはならないことは身に染みて分かっていたので、分かりやすくMac購入も検討していましたが、お金が足りず、結局はオーダー注文で部品を組み合わせて、編集に必要な機能以外を削ぎ取ったオリジナルのノートパソコンを、なるべく安くで購入しました。(今も現役です)
もちろん、パソコンについての知識も全くなかったので、そこも本やYouTubeで勉強。
使わない機能を潔く捨て、見た目や大きさ重さにはこだわらず、自宅据え置き想定でノートパソコンを注文しました。
当時はゲーミングパソコンの注文販売が流行っており、今でこそ有名なメーカーの部品も安めで手に入りました。

そんな訳で、持ち運びには全く向かないけど、Adobeのソフトがサクサク動くくらいにはハイスペックなパソコンを今も現役で使っています。

せっかくミラーレス一眼を購入したなら、いつかは必ずRAW現像に手を出すべきだと思っています。
じゃないとスマホ、iPhoneとかで全然良い写真が撮れる時代なので、勿体無い気がします。
一眼でしか撮れない写真をせっかくなら撮りましょう。

だからと言って簡単な道ではなくて、現像したからといって必ずしも良い写真にはならない。
段々と自分が現像の時に抽出したい情報を、撮影の時点で作品内に保存しておく、という思考回路で写真を撮るように変わっていきます。

その生活を数年間行うと、これは逆になんですが、撮って出しにしかない魅力、デジタルではなくアナログにしかない魅力、逆にPhotoshopなどを駆使した、どちらかと言うとアートに近いような作品の魅力も、だんだん分かってくるのです。(個人的な経験談)
(※僕自身もまだまだ勉強中ですが、写真の深い世界に触れられ、皆さんの作品を拝見するのがとても楽しいです)

基本としてのRAW現像、仕事としてのRAW現像、自己満足、趣味としてのRAW現像。
その先にあるデジタル以外の写真の魅力。
最近は、もはや失敗だと思ってた写真も味があってめっいゃいいなと思い始めています。
なので基本的に昔のデータは全部SSDに保存してたまに見返しています 笑

まぁもう全部大好きです。いくらお金があっても足りませんね 笑

写真には色んな種類の「沼」があります。
せっかく人類に生まれ、写真と出会えたわけですから、この「沼」をうまく楽しんでいきましょう。

⭐︎ヘッダーの写真は初期の頃にハマってよく撮っていた工場夜景です。当時APS-C機でしたが、暗さと明るさの中間で撮りきり、パソコンでバキバキに(サイバーパンクをイメージして)抽出していました。
せっかく一眼なんだからと、当時は現実感ない作品作りを目指していました。(Photoshopによる合成などはこの時まだできませんでした。というかまだこのときはそこまでの能力がなかった…)

いいなと思ったら応援しよう!