見出し画像

聖徳太子の絶唱。とみのいのみず、は亀井水のことではないか。しまい太子の命日に。

しまい太子です。今年最後の22日。聖徳太子の月命日です。


いかるがのとみのいのみずいかなくに

たぎてましものとみのいのみず


死のまぎわの、太子の絶唱です。

大切な歌ですが、意味がわかっていません。

前日に亡くなった、かしわて(膳)夫人に呼びかけた歌であることは、間違いありません。

#聖徳太子遺言歌

私は、平安時代に亀井水と愛称が付された、四天王寺の太陽祭祀のこの水が、[とみのいのみず]ではないかと推測します。

亀井水が、とみ、と呼ばれたならば、飛鳥の酒船石遺跡の亀形水盤との関連で、注目することがあります。

飛鳥の、この亀の水が流れる一帯には、飛鳥池工房と呼ばれる、工業団地が作られます。

そこで鋳造された、日本初の貨幣が、「富本銭」です。ここにも、富という字で、とみ、が示されます。

とみ、には、水神の蛇の意味があります。

あるいは、ニギハヤヒを迎えて、ヤマトを建国した、トミヒコの国、とみ、があります。

とみの国とは、蛇神=龍神の国でしょうか。

生駒山は、かれらの聖なる山です。

その生駒山から上る太陽を礼拝する、四天王寺のとみのいのみず、というわけです。


亀井水、聖徳太子の遺産
飛鳥の亀形水盤、斉明天皇の遺産

いいなと思ったら応援しよう!