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2025年1月22日初太子です。和は日本人のアイデンティティー。和を踏みにじる風潮に、今こそ抗う時。日本が虚像として風化する、歴史の曲がり角。

見出し写真は、聖徳太子の若き時の自宅であった、桜井市上宮遺跡の、謎の導水施設。

平安時代以降、聖徳太子の肖像の基本としてまもられてきた、亀井水由来の楊枝御影、水鏡御影の系譜
昭和以降なじんできたお札の聖徳太子像は奈良時代の役人像

2025年の初太子です。

聖徳太子の和の思想は、日本の別名として理解されてきた、アイデンティティーの根幹でした。

しかし、その負の側面、付和雷同ばかりが強調されて、完全にアイデンティティーとして消滅しました。

和の思想は、人類史の根幹である無知の自覚と非暴力、仏教のエッセンスを抽出したものです。

我も他もともに愚かな存在、だから謙虚に理解しあおう。

形さだめぬ水のように融通無碍でありながら、生命の根源である水。

この水を中心に設計された四天王寺。それを可視化した亀井水。

四天王寺は、たえずふりかかる疫病からの救済に尽力されてきました。福祉と医学は水の思想から導かれた社会基盤でした。


思えば遠くにきたものだ。

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