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この世界のかたすみで、当て馬や噛ませ犬にならず、犬笛に踊らず、人間でいるために。

外交、というのは、人間の歴史を通じてとにかくややこしいものです。

アメリカと中国。この両大国は、正面から戦争になれば、破滅的結果を招くことは百も承知でしょう。

だからといって、平和友好は簡単な話ではない。また為政者の思惑どおり人が動くとはかぎらない。どんな衝突があるかわからない。

そうした大国の間にはさまれた第三の国は、どんな扱いをされるか。

当て馬、と、噛ませ犬、という二つの言葉が浮かびました。

当て馬は、発情をうながすためのおとりの馬です。

噛ませ犬は、強い犬を訓練するため実際に噛ませる弱い犬です。実際の噛ませ犬の惨状と保護のドキュメントをみていて、涙が出てきました。

国家や民族が噛ませ犬のように利用されることがあるならば?

当て馬にされ、噛ませ犬にされたら。

弱い犬ほどよく吠える、という言葉も浮かんできました。

政治プロパガンダの手法として、犬笛、というものもあります。はっきり明示しないで、洗脳する。

調べていて、消耗しました。

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