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中医学的 ドライアイのお茶 菊花茶
新型コロナウイルス感染予防対策で在宅でテレワークされる方、オンラインで授業を受ける学生が多くなりました。僕もオンライン講義の資料作りでパソコンを利用せねばならなくなり、かなり「目」にきています。
眼精疲労やドライアイで苦しんでいる人は増える一方でしょう。「目薬」効いてますか? 僕には効いていません。ブルーベリーもそれほどです。
中国の唐の時代から、菊花をお茶として飲む習慣がありました。菊花は白色、黄色、野菊に分けられ、白は視力を回復、黄色はストレスに、野菊は炎症に効くということです。ただ、白と黄色の効能は歴代医家により違いますのであまり気にしなくていいと思います。早い話がパソコンの前で目が痛くて頭が煮えている状態に良いということです。色の他に産地にもこだわりがあります。日本で流通しているのは杭州産の杭菊花ですが、これは質が良いです。お茶にしても草臭さがありません。
台湾のニュースでは菊花茶でドライアイが改善したという臨床報道がありました。日本の山形県にも食用の菊の花「もってのほか」がありますが、お茶にするのは大きな菊の花ではなく、小さな花です。
またクコの実(枸杞子)も目によいです。これも台湾のニュースで報道されています。
クコの根皮は地骨皮、葉は枸杞葉と言いこれらも中薬です。ハードワークや老化で体液が消耗し、涙液がなくなり眼球乾燥、身体のほてりに使います。仙人の薬「地仙丹」は春のクコの葉、夏のクコの花、秋のクコの実、冬のクコの根を配合した薬で延年長寿の効果があるのだと思います。
菊は目の熱感を取り枸杞子は涙液を増や身体のほてりを冷ましますので一緒に使うといいですね。
僕はその他に決明子(ケツメイシ)も配合したいです。昔、薬大で漢方ゼミ担当していた時にケツメイシがいたということもあるのですが、決明子も目にいいですね。目の痛み、涙目にもいいし、血圧を下げる作用、便秘にもいいですね。決明子は種ですが、種は腸管を潤す作用があります。
以上をお茶にしてパソコン作業をしていると視力もはっきりして目の熱感もとれていい感じです。
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