美味しい話 コロナが過ぎたら絶対に行く!! 17 山形県置賜の つけあげ
山形県置賜の つけあげ
仕事で初めて行った山形県は、新幹線のさくらんぼ東根駅がある東根市。駅の名前通りさくらんぼで有名な地域。
東根市の南は将棋の駒の産地天童市。
天童市には鶏中華がある。蕎麦のだし汁に中華麺。あっさりしていて人気がある。東北から北海道にかけて、ざる中華文化がある。特に青森県はざる中華文化が色濃く根付いている。
初めてざる中華を見たとき、唖然とした。 日本蕎麦、ざる蕎麦の一式に黄色い中華麺が存在している。 なんだこれ?と。
鶏中華もこの系列なのだろう。
どうして日本ぞばの蕎麦を中華麺に代えてしまうのか?分からない。
分からないがこれはこれで料理として成立してしまう。
人口一人当たりの蕎麦屋やラーメン屋が多いのが山形県の特長。そういえば山形県でうどんを食べた記憶が無い。
天童市からさらに南下すると山形市。もっと南に行くと南陽市。赤湯温泉がある場所。 赤湯温泉は辛いラーメンで有名だが食べたことは無い。赤湯温泉いきかえりの宿 瀧波は朝食で餅つきが開催される。つきたての餅食べ放題の朝食。勿論美味しいが食べ過ぎるのも確実。
そして米沢市となる。 置賜地域には「つけあげ」がある。漬揚が正式名称なのかも。とにかく謎の食べもの。この地域の精進料理で、甘辛い味付けの凍みこんにゃくに小麦粉の衣を付けて揚げた物。想像できるだろうか?特別人気があるわけでも無く、今ではお盆の時期とか限られた時期しかお店には並ばない。地元の人がこれは美味しい!と勧めてくる物でも無いのだが、時々無性に食べたくなるらしい。
福島には凍天がある。凍天は乾燥させたよもぎ餅にアメリカンドックのような衣を付けて揚げたもの。つけあげと凍天の関係は知らないが、似ている。
※写真はながいファンクラブより http://fanclub.jibasan.com/view/?l=154603
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年間100日を日本各地に出向いて、地域の課題解決の相談にのっていた亀田武嗣(デジタルメディア研究所・主任研究員)による、足で探し、人と交流…
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