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ふく
2023年11月23日 19:30
つい先ほどのこと。電車がゆらめき、突如、誰かの体重を右足小指に感じた。「ごめんなさいっ!」とあっちの方を向いたまま早口でつぶやいた彼女は数メートル先にある1人分だけポッカリと空いた席目掛けて突進し、ふわりと尻を重力に任せたかと思うと勢いよく降下し、はまった。さながら人間版テトリスのようである。しかもたぶん、彼女はある瞬間に十字キーの下ボタンを押していた。自分もスニーカーの際、よく人の足を踏