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一つの終わりと一つの始まり

2022年9月30日、無事に退職の手続きと挨拶を終えてとうとう無職となった。業務の最終的な引き継ぎを終えて一ヶ月以上が経っており、心の準備はしっかりとできていた。それでも別れのときはなんだか寂しいもの。別れを惜しんでくれる上司や先輩・後輩たちに囲まれ、花束を渡され記念写真を撮ったりしているうちに、より鮮明に一つの区切りを感じることとなった。

一つのことに集中してコツコツと積み上げていく。そんな不器用な性格だと思う。だから何かを続けながら何かを始めるということがなかなかできない。以前よりは随分マシになって、仕事に支障の出ない程度にはマルチタスクをこなすようになったはずだが、人間の根本の部分はなかなか変わらないようだ。一つの幕を下ろすことで、ようやく次の舞台を見据えることができる。

夏の終わりを背にして

人生は仕事だけでは語れないが、そうは言っても生きる上でとても大きなものである。非常に多くの時間を費やすものであるし、エネルギーも使う。そこで多くの人と出会い、関わりを持つ。きっとその人の人物像に大きな影響をもたらすものだと思う。だからこそ今からもう一度挑戦するのだ。自分の殻を破り捨てて、なりたい自分に近づいていくために。


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亀の昼寝
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