サル山怖いな
最近よく聞く言葉
「マウントを取る」
実は、この表現はここ5~6年前まで知らなかった。
わが家の男性陣、私が外で起こったことにプンプンしていると、割とフンフンと聞いてくれる。
知り合いの人にこんなこと言われたわ~と長男にボヤいていた。
「そうやってマウント取りたがるねん。人って」
なるほど、そうやって使う表現なのね。
同じ類人猿ならではの、合点が行く表現だ。
考えてみれば、知らず知らずにマウントを取られていたこともあった気がする。
かばんはブランド物などは持たない。
ある時、普段使いのトートバッグを買った。
8,000円位だった気がする。
「1万円以下のものはかばんって言わないよ」
「え?じゃ、何ていうの?」
「んーっと・・袋?入れ物?」
なんかモヤモヤしたがそういうことだったのか。
「帰りにシャンプー買って帰るわ」
と、通りすがりのドラッグストアへ
「いいなぁ。そこらへんの店で買うものが合うなんて。私が使ってるのはデパートでしか売ってないから」
え?こんだけたくさんのシャンプーがドラッグストアで売られているのだから、まさか買うのは私だけではあるまい。
ちなみに私はトリートメントだけは、その辺で買えないものを使っている。
この話もその類か。
息子が大学共通テストを受けた。
彼は社会が致命的に苦手である。
でもその分、理系科目で挽回すると言っていたので、とやかく言うことはしなかった。
ママ友(と言っても仲良くはなかった。ただの知り合い)が、
「うちの娘が、社会めっちゃ簡単やったって言ってたー」
「うちはあんまりかもなー。社会苦手やし」
「90点取れん子なんて、どっこも受からんで。ねこにゃんさんとこヤバイで」
なるほど。点数も言ってないけどね。
てか、本人じゃなくて子供のことでどうこう言うのやめたい。
「ママ友って何かと嫌だよ~」と友人がぼやいていたのを、聞いてはいた。
私は息子が中学生の時に親になったので、そういうのに巻き込まれる期間が少なくて本当に良かった。
最近、知り合った人が、私と同じ大学出身とわかった。
学部は違ったが、なんと学年は一緒だった。
「わぁ、同じ時に同じキャンパスにいたんですねー」
と、ちょっとテンションを高くした私。
「でも、私は第一志望を落ちて、滑り止めで仕方なく行ったんです。ねこにゃんさんみたいに目指して行ったのではないので、同じレベルではないですんで」
ま、私は滑り止めではなかったけど、結局最終学歴同じでは?
人と比べるということをあまりしないので、あまり気にしてこなかったが、ちょっとモヤモヤはしていた。
なんだろうか?
みんなそんなにボスざるになりたいのか?
先ほど画像検索したら、可愛くない、イカツい猿ばっかりだった。
あ、でも思い出した!
かばんのことを言った彼女は、
「関サバを食べたことがない」
と言っていた。
それに対して、
「私はそればっかり食べてきたよ。父が食道楽だったから」
というような話をしたかもしれない。
わぁ、自分も知らずにやっていたのか。
ちょっと怖いー。