庭の虫たち
庭の手入れをしているといろいろな虫たちに出会う。バラの様子を見に外に出たはずなのに気づけば虫を探している。日中も気づけばどうやってバラや野菜を虫たちから守るかを考えている。こんなふうに暖かい季節は虫のことが頭から離れない。
バラの蕾の周辺をむやみに動き回るバラゾウムシを発見。食事をしているわけでもなくちょっと悪さをするようにも見えない。こうして写真を並べてみるとかわいくさえ見えてくるから不思議。なんだか虫好きと思われそうだが、もちろん虫は苦手だ。
バラゾウムシは刺激するとぽろっと落下するので、水を入れたカップを下に持ちながらピンセットでつつくと簡単に捕獲できる。最初の頃は勝手が分からず逃してしまったけれど、この方法ならほぼ確実だし、虫に触れることもない。お困りの方はぜひお試しください。
最近チュウレンジハバチ風の虫がよく飛んでいる。羽が黒で体がオレンジなのは同じだけれど、止まったところをよく見てみると、顔もオレンジで羽には艶があり、チュウレンさんよりころんとしている。無害だといいなあと願いながら調べてみると、クロウリハムシという困ったやつらしい。
ウリ科の植物を植えても大丈夫だろうか?ただウリ科に限らず、葉も花もバラも食べるみたいなのでとにかく注意が必要。葉っぱに穴をあけていたのはこのクロウリハムシだったのかしら。
テントウムシ…うーん、なにか違和感がある。触覚が妙に長い、テントウムシ風のその虫はヘリグロテントウノミハムシというそう。モクセイ科の樹木が好みということだけど、キンモクセイの葉がよく虫食いになっていたのはこの虫のせいだったのね。写真の子はしかしバラの葉の上を歩いている。食べるのかしらん。バラは虫たちに本当に大人気。
小さな黒い毛虫がフジやバラにくっついているのをときどき見かける。団体行動ではなくサイズも小さいので、葉ごと切り取るか、テープを張り付けてなんとか処分できる。でもちょっと怖い。失敗すると糸を垂らしてぶら下がる。何ものなのかいまいち分からない。マイマイガの幼虫かもしれない。
緑と黄色のちょっと派手な虫がこれまたバラの葉裏でくつろいでいる。何をしているのか。食事をするつもりなのか。ツマグロオオヨコバイという名まえで植物を吸汁するらしい。捕獲には失敗してしまったが、後にも先にも見つけたのはこの一匹だけ。
植物の葉を食べたり、蕾や新芽を吸汁したりする厄介な虫たちがいる一方で、そんな虫たちをごちそうにするありがたい虫たちもいる。アブラムシだらけのユキヤナギにはヒラタアブの幼虫が現れた。白くてギザギザしている怪しげな姿だが、間違って捕獲しないように注意。
そろそろ終わりだけれどタイム・ロンギカウリスがまだあちこちで咲いている。ミツバチたちが花のあいだを飛び回る姿はかわいらしい。アブラムシだ!毛虫だ!と小さな庭で大騒ぎしてごめんなさい。
*虫の名まえなど間違いがあるかもしれません。お気づきの場合はお知らせいただけますとありがたいです。
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