薔薇が咲いています
やけに暖かい日があったり、冬に向かっているのではと思うような寒い日があったり、この春はちょうど心地良い日というのが少なかったように思います。薔薇たちはちゃんと咲けるのかと心配しましたが、蕾はふっくら膨らみ、色がつき、いつも通り5月の後半には咲き始めました。
南からよく日が当たり、風雨の影響が少ない場所に置いた鉢植えのピエール・ドゥ・ロンサールは、今シーズンもっとも調子が良く、虫もほとんどつきません。淡いピンクの花がみずみずしい。
フェンスに誘引しているピエールは、風の影響を受けやすく、すでにシュートが2本折れてしまいました。咲き始めてからは雨が降り、黄砂で汚れ、風でこすれ、いつもより傷みが目立ちます。
それでもやはり大きく育っているだけあって花数も多く立派です。まだ蕾もあり、新たなシュートも出てきています。次はアイスバーグ。
ピエールのぱんぱんに膨らんだ蕾を見ると、なぜか桃太郎の桃を連想してしまうのですが、アイスバーグの蕾は女王様という感じがします。次々と開花して、ひと枝でブーケのような姿になるところも魅力です。
明るい赤が薔薇らしい赤バラ。ずいぶん前からあるもので、残念ながら名まえは分かりません。木立の一季咲きで、小ぶりの赤い花がブーケのように咲きます。
チュウレンジハバチの腹ぺこベビーたちに葉を食べられても、カミキリムシに枝をボロボロにされても、さらには私に強剪定されても、枝の途中からだけでなく株元からもシュートを出してくれるとても強い優秀な赤バラです。
赤バラとアイスバーグはまだやっと咲き始めたところです。まだ咲きそうにないバラもあります。急激に暑くなるようなことがなければ、しばらくはバラを楽しめそうです。