ダイエット入院9日目 〜ヘビーで温かくて苦い日〜
2022/10/19(水)
今日はくたくた。
一日中検査の日だった。
起床してから9時間絶食、7回の採血のためのルートを確保するのに(5人の看護師さんと最後に先生がエコーまで持ち出して)3時間かかり、そして低血糖で倒れる。
注射は少なくても15回は刺された。
素直な人なら1回でいいらしい。
(こんな事態になったのは、私の皮下脂肪の厚さと血管の細さと血圧の低さが関係しているらしい。)
けっこうヘビーだった。
しかし、私は今日の出来事を思い出すと、にやり&ふふふ&ほっ とした笑みがこぼれる。
そしておもしろかったなーとか考えている。
そう思えるのは、検査に関わってくれた先生や看護師さんたちのおかげだ。
(本当にお手数をおかけして申し訳なかったのだが)
そして出来事はヘビーでも、関わってくれる人によって(その気持ちが純粋なほど)、後から笑い話になるのだなと明るく捉えられた。
この病棟の医師と看護師の関係性や仕事の早さ、業務的ではない温かい気配り、全体の雰囲気、いろんな要素が私を安心させてくれる。
この病棟が特別すばらしいのか、私に合っているのかは分からないが、ここに入院できてよかったなと思う。
今日の窓越しの光のようにじんわり温かい気持ちだった。
また私は今まで数回精神病院に入院したが、私(精神疾患の患者)はやっぱりふつうの人間として扱われていなかったと確信した。
前回の精神科入院では、そもそも担当看護師が私の病名と入院目的を把握していなかった。
そういうことが問題にならないほど、おかしな世界が広がっていた。
もちろん私の入院した精神病院がたまたまそういう状態だったのかもしれないし、精神病院に入院した友だちからはうらやましいほどのいい環境を聞くことがある。
しかし一方で、精神科患者が酷い扱いを受けても声を上げられない現状があるのは確かだ。
実際あんな経験をした私でさえ、内科に入院して比較できてやっと私が入院した精神病院のおかしさに確信が持てるくらいなのだから。
そのおかしさに確信が持ててよかった。
今日の思考はそれだけ。
つまり今日は、ヘビーで温かくて、過去のちょっと苦い想いが混ざる一日だったということで、終わり。
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