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出版のお知らせ「介護のことになると親子はなぜすれ違うのか」

みなさま、こんにちは。

この度、以前からSNSなどでは情報を小出しにしてまいりましたが……5月30日に学研メディカル・ケア・サービスより書籍を出版することとなりました。

介護のことになると親子はなぜすれ違うのか
ナッジでわかる親の本心

『人生最後の家族孝行』として介護に向き合える社会へ

わたしの実体験と介護保険外サービスを創業してから10年、たくさんのご家族と向き合ってきた中で痛切に感じたことがあります。それは、「家族介護の限界」でした。

少子化に始まり、首都圏への集中により親と同居していないケースも当たり前になりました。女性や高齢者の社会進出は進み、フルタイムの就業割合は高まっています。

すると、どうなるか。

介護の担い手として期待されていた女性やこどもたち(親にとってのこどもですので、30-50代をイメージください)が、家庭の中からいなくなった(いる時間が少なくなった)のです。

けれど、社会の仕組みはそう簡単には変わりません。介護を支える介護保険制度は、2000年に創設されました。その際にも、家族の負担を軽減し、介護を社会全体で支えるという考えは根底にあったものの、「介護保険サービスで足りないところは、家族がやってください」という前提です。

親や家族を、蔑ろにしたいわけではない。親孝行をしたい。

でも、

・遠方に住んでいるから、頻繁には帰ることが出来ない。
・仕事があるから、有給を使うのも限界がある。
・自分にも生活があるから、辞めて帰ることには躊躇いがある。
・介護だけではなく、子育ても重なり、心身の限界を感じている。

……という方も多いのではないでしょうか。

わたし自身もその一人で、社会の現状と制度や慣習のミスマッチ、自分の思いの行き着く先がないことに、いつも悶々としていました。

家族の介護に関する悩みを解消する方法として、「わたしの看護師さん」を届ける以外に、介護は家族がするもの、という固定的な価値観に苦しんでいる人の助けになればと開催したのが、今回の共著者である鍋山祥子さん(山口大学副学長・経済学部教授)と竹林正樹さん(青森大学客員教授)とのオンラインイベントでした。

そこで意気投合し、かならず訪れる「親の介護」に、前向きに軽やかに向き合える情報を届けたい!と、書籍化に向けたやり取りがはじまりました。

わたしたちは決して、
年を重ねた親や親せきを見捨てたいわけじゃありません。
感謝の気持ちをそのままに、親の老いを受け止め、支えていきたい。
だけど、わたし自身の仕事やプライベートも大切にしたい。
家族の介護も自分のこともあきらめたくない。

そんな思いの人にこの本を読んでほしいと願っています。

わたしたちが本にしたいと思っても、それを受け止め、出版してくれる出版社が無いと現実にはなりません。

そこでお世話になったのが、大手の本屋さんで店長をつとめた経験のある尾上今日子さんです。出版社の仕組みや取り扱うジャンルなどの傾向を分析し、書籍化へ向けたアドバイスをいただきました。

また、以前よりつながりのあった、学研メディカル・ケア・サービス理事の「向井直人」さんにわたしたちの構想を聞いていただき、書籍化することが決まりました。

その他にもとても、とても多くの方に助言やお話を聞いていただき、みなさんのもとへ、世の中へ本を送り出すことが出来ました。

本を持って(笑)お礼に突撃したいと思っています!

この本が、みなさんの介護を明るく、日本の介護をよりよくする一助になれば嬉しく思っています!

出版を記念し、YoutubeLiveによる出版イベントを開催いたします。
ぜひご参加お待ちしています。

出版記念イベント
親の介護の悩みは、ナッジがあれば避けられる!

第2回 5月29日(水)19時〜20時

第3回 5月30日(木)19時〜20時

本のご予約はこちらから


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