3ヶ月振り返って
こんにちは、鎌田浩嗣(ジェロ)です!
前回のnote更新から3ヶ月ほど経ちました。
といわけで、直近3ヶ月間の主な出来事を振り返りつつ、来年1月からの意気込みなども書いていきます。
モノづくりフェア2024に出展
9月にIFPEX2024(油圧・空気圧・水圧国際見本市)に出展したばかりではありますが、10月に福岡マリンメッセで開催されていたモノづくりフェアという日刊工業新聞社主催の展示会に出展しました。
新規事業プレゼンのコーナーもあり、私も新規事業を考案してプレゼンさせてもらいました。
発表内容は「カマカツとオリーブサイクルエナジー」というタイトルで、オリーブオイルで揚げるとんかつチェーンを展開し、その油をSAF(持続可能な航空燃料)として、再利用し展開するというものです。
自社で温めているナノ技術とかも応用する奇想天外な事業アイデアです。我ながら、プレゼンとしては面白かったんじゃないかと思うんですが、実行にはまだ殆ど着手できていません。
やる気は満々でイケる!と思ってるのですが、自分の今のキャパだと重要度は高いけど、緊急度が低いというやつでして。。。そうですね、向こう2~3年以内には何かしらアクションをお見せできればというイメージです。
乞うご期待!!!
NiGHT UP 2024@竈門神社を開催
こちらは10月24日に宝満宮竈門神社(太宰府市)にて、開催をしたNiGHT UP (ナイトアップ)というキャンドルナイト行事です。
2020年のコロナ禍に一般社団法人 遊休知美(ゆうきゅうちび)というまちづくり団体を友人らと立ち上げて、現在も本業の傍ら継続をしています。この他には、定期的にまちのカフェ等で周囲で活動する面白い人たちや活動を取り上げて、お喋りする「グリーンドリンクス だざいふ」というカジュアルな交流会も主催しています。あとは、太宰府高校という県立高校で探究カリキュラムを一部担当してみたりもしました。
しかし、基本的にボランティアベースということもあり、最近は忙しくなってきた本業と天秤にかけてどうしても優先度が落ちてしまいます。必要経費も協賛金を一定程度集めることで成立していたので、この辺りも継続性の観点で課題です。
過去やってきたもので喜んでくれる人・応援してくれる人たちは確実います。これらの活動のおかげで自分たちの住むまちに代替不可能なかけがえのない繋がりができて、自分にとってこのまちでの暮らしが豊かになっていることは間違いありません。金融資本・物理的資本以外の資本を失わないよう、育てられるようにこれからは無理のない小規模開催でも集会など場をもうけていきたいと思います。
もし、完全に辞めてしまったら、10〜20年後に継続しておけば良かったと後悔するような気がしてなりません。金銭的な豊かさが大事なのは重々承知しているが、単一の物差しで自分が評価されてしまうような人生・世界は嫌だ、そんな自分の中での社会に対する抗いがあるわけです。
コリッコカフェの閉店
実は、今年の春頃に妻の病気が発覚し、治療に努めてきました。乳がん(ステージ3)ということで、当初はかなり動揺しました。幸運にも治療が良い方向に進んでおり、現在では周囲にも気づかれないぐらい元気に暮らしています。
これに伴って、3年前に妻とオープンしたお店、コリッコカフェを11月3日をもって閉店しました。せっかく築き上げてきたものを失う悲しさはありましたが、欲張って無理するまでのものではないと判断しました。3年間ちょっとでしたが、自分が育った太宰府というまちでカフェオーナーをしていた経験は、これからの人生にもきっと活きると思っています。さっきの資本の図でいうところの、経験資本・社会資本といったところですかね。
先日クリスマスの日に一通のメール文とGoogle documentが韓国から届きました。2023年の真夏に来店してくれた韓国人の方が帰国後、コリッコカフェでの体験も含めて福岡での旅を短編小説にしてみたというのです。
何気なく運営してるお店もふとした振る舞いがお客さんの心を動かす偶然がお店運営の醍醐味だとも振り返らせてくれた素敵な文章芸術でえす。(※筆者本人に掲載許可をもらえたらここにも追記で掲載します。)
ちなみに、店舗と土地自体はうちの持ち物で空き店舗として浮かせておくのは勿体無いと感じていた矢先。自分の信頼する素敵な鰻屋店主に貸し出すことになりました。超特急で店舗改装を行い、昨日12月28日にオープンしたばかりです。すでに福岡市赤坂で鰻屋を営んできた店主で、味は確かです。そしてリーズナブル。主に若者・インバウンド層に照準を合わせて、展開しています。店名は「京から鰻 」、ぜひ太宰府観光がてら足を運んでみてください。美味しい鰻重やひつまぶしが食せます。
JIMTOF 2024(日本国際工作機械見本市)を視察
11月5日〜10日で開催されたJIMTOFの初日と二日目、みっちり視察訪問をしてきました。初めてまじまじと工業界の展示会を見学したわけなのですが、これまで体験してきた展示会の規模を圧倒的に上回る熱量・規模でした。来場者数も6日間で12万人を超えていたとのこと。
工作機械というジャンル、工業界以外の人にはあまりピンとこない方も多いと思います。精巧な機械・自動車部品などを形作るために削り出したり、磨いたりするような金属加工を行う機械のことです。機械を産む機械ということで、マザーマシンといわれているジャンルです。これらの工作機械を開発・製造する日本のメーカーは、日本経済を支えているといっても過言ではなく、世界トップレベルを誇っています。
実は、この工作機械メーカーに今私が絶賛取り扱っている「WELL AIR」という製品がメンテナンス機器として採用してもらったりと密接なのです。
面識のある方や繋がりたい方を目掛けて訪問したり、展示されている機械やコンセプトを見て、技術進歩に驚きました。まだまだ知識は浅いですが、こういう機会には足を運んで、目で見て体感して勉強し続けたいと思います。
(株)カマタテクナス50周年記念 社員総会を開催
11月15日には、今年で50周年を迎えるカマタテクナスを記念する社員総会を実施しました。50年という節目に事業承継も行っており、今年8月には父は代表取締役会長、私は取締役社長に、弟と妹はそれぞれ事業部長にもそれぞれ就任しています。
参加したのは15名、開催場所は当社が運営する飲食店「鎌田製作所」を会場にして行いました。意識したのは以下3つです。
記念を祝う
実績をもとに今後の方針・目標を共有
組織文化を参加者間で醸し出す
特に③は、組織としてますます強く、そして長く繁栄するには意外と重要かと思っています。組織のことを物語として捉えてもらい、語り継がれていくような思い出を共有することが大事だと思います。
実際に開催してみて「とても良い会だった」「カマタの真骨頂が知れた」「関わっている意味が感じられた」などと深い感想をもらいました。
インドへ出張
11月19日から1週間、インド出張に行ってきました。初めてのインドでした。デリー、バンガロール、チェンナイと各都市を飛行機で移動しながら、各地の潜在的なお客様をインドの販売代理店候補と一緒に訪問営業しまくるという結構ハードスケジュールでした。
インドへ出張する前の9月に顧問のマルコ(この人がまた凄い)に繋げてもらったインド企業家とのご縁を頼りに、海外進出に燃えて突撃訪問してきました。
ちなみに、ネットなど調べていると特に衛生面リスクがやばいということで、かなり用心していきました。特にこの方の記事は参考にして、お腹を守らねばミッション完了できぬと。
結果として、お腹を壊すことは避けられませんでした。衛生面はキレイキレイをはじめ細心の注意を払ったので大丈夫でしたが、大量スパイスと油には日本人のお腹は耐えきれません。美味しいのですがね。。。
韓国へ出張
12月は韓国に2伯3日の出張でした。滞在したのは釜山、慶州です。10年以上前から韓国で弊社製品「WELL AIR」の販売代理店を担ってくれている方を訪ねてきました。
キム社長は、現在80歳ですがまだまだお元気で驚きました。とはいえ、さすがに次世代的な動きが難しいので、息子さんをご紹介いただきました。息子さんも別業種で起業をされていて、日本語も堪能で頼もしい方でした。ただ、本業の方がかなり忙しくどこまで引き継げるかはまだ未知数とのこと。
こういったように現状が実際に足を運んで、顔を突き合わせてしか分からないことがたくさんある。経費はもちろんかかるが、メーカーとして事業を世界に拡販するには必要なことだと再認識しました。
ここまでは時系列を追って、振り返りをしてきました。ここからは以下のような観点でまとめてみたいと思います。ちなみに、今回も参考にしてるのがdoda Xのこの記事。去年は大晦日に親戚家族集まってこの振り返り会をやってみたら、中々よかったです(笑) 身近な人の事こそ意外と互いに把握してなかったりしますからね。
意欲・関心が高まったこと
営業
管理会計
製造業・ものづくり
英語
月並みですが、以上の4つです。
営業
については、いろいろとイメトレしたり、書籍や動画でインプットしても想像程には上手くいかないことを実感しています。極め付けは、セールス大学という営業系Youtube番組に出演した時です。どれだけインプットしていても、アウトプットの数を大量にしなければ、上達しないという事を身をもって学びました。
管理会計
会計のこと、これまでコリッコの社長をしているときは、動いている数字も小さかったこともあり、割とどんぶり勘定でした。
しかし、今回引き継いでいるカマタテクナスでは、関係者も数字の桁も増えるので、会計を克服したいです。見通しをより早く立てたい、シミュレーションして、より確からしい意思決定をしたいという欲求が自然に芽生えて、経理を担当している弟のニコラとも話し合いました。
顧問のフランコにアドバイスをもらってMQ会計を勉強して、自分でスプレッドシートで予算計画を作ってみたりと試行錯誤。結果として、現在はツールに頼ろうとManageboardという予算・実績管理のクラウドサービスを導入することに決定。早速、年明けから導入を進めていきます。
ちなみに、現在お世話になっている顧問税理士のPOT税理士法人のサポートが素晴らしく、こういった思考も着々と進んでいます。。。
製造業・ものづくり
まあこのWELL AIRという工業製品をメインで扱い始めて、製造業の奥深さにビビり上がっています。元々理系的な知識が自分に不足しているのもありますが、緻密な計算や実験を繰り返している設計担当者や工場現場で働く職人気質の方達と対峙すると自分の薄っぺらな知識と経験を自覚させられます。
知識不足と思われていいやとプライドを捨てて、素直に質問したりすると意外と優しく答えてくれる人もいて、最近では楽しくなってきました。Youtube番組のものづくり太郎氏を見て、度々勉強させてもらってます。
英語
これはもう色んなことを試してきましたが、即効性のある手段はないですね。継続するしかない。そして、それをいかに楽しく継続できるように自分で工夫できるかという問題な気がしています。
今は、オンライン英会話を細々と続けていて、何かと毎日何かしら英語には触れるようにしています。最近は、一緒に英語を学び続けられる仲間が欲しいです(笑)Let's keep practicing together! I don't care what your English level is. Wating to hear from you.
仕事仲間・周囲からの学び
この仕事仲間、周囲からの学びは常に意識しないといけないですね。特に調子が良い時ほど、自分の力に慢心してしまうのが人間の弱さです。
「物事には必ず複数の側面があり、一つの側面だけに執着していると、不幸を招く。それが人間という弱い生き物の性質でもある。」と最近面白すぎて読んでハマっている小説家「今村 翔吾」から勝手にメッセージを受け取っています。
具体的には、個人情報もたくさん入ってくるのでここで詳細を書くのは控えます(ここまで書いてもう書くのに飽きてきたのもある)が、とにかく周囲のサポートあってこそです。
来年の見通し
というわけで、ここ3ヶ月ほどの振り返りを終えたいと思います。今年は残り2日間ゆっくりまったりと家族と過ごして、正月を迎えようと思います。元旦はお祝いをして、2日は顧問の森田家の自宅で新年会なんかもあります。
1月は7日から24日くらいまで海外に滞在します。タイ、シンガポール、マレーシア、インドと出張・休暇を含めて。2月はインドでの展示会出展を控えていて、ぼちぼち準備を進めています。とにかく来年は国内出張だけではなく海外出張が増えそうです。
海外出張が増える中では、シンガポールが妻の母方の実家だったりするので、拠点にさせてもらって、二拠点生活なんかもしたいなと考えています。何せまだまだ30代!体力・気力ありまだまだ余っていますので、燃焼したいと思います!
みなさんのここ3ヶ月、いや2024年はいかがでしたか?ぜひ感想、コメントいただけると嬉しいです。チャオ!