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初心者向けストリートスナップ考察#2-1 「誰でもできる主役の作り方」
こんにちは!フォトグラファーのKAMANOIです。
ライフワークとしてほぼ毎日写真を撮っています。
今日は初心者向けストリートスナップ考察#2として私のライフワークでもあるストリートスナップ撮影における「誰でもできる主役の作り方」のお話をスナップ初心者の方に向けてしていきたいと思います!
前回までの初心者向けストリートスナップ考察#1シリーズではストリートスナップをジャンルに分けて考えてみました。記事はこちら
初心者向けストリートスナップ考察#1-2
初心者向けストリートスナップ考察#1-3
ストリートスナップ撮影において人をどう撮ったら良いかわからない。ストリートスナップを撮りたいけど人が入れられない。人を入れてみたけど何か違う。などは悩みとして多いと思います。
私がストリートスナップを撮る時にテクニック以前の問題として観察として気をつけているのはその街の流れを見ること。どんな人がどんな目的でその場所にいるのか。今この時間、どこから来てどこへ向かうのか。今の光はどちらから落ちてどこに反射しているか。背景や人を含めてまずはその街を知ることです。
ではそれを踏まえて早速ですが「誰でもできる主役の作り方」を作例を交えて考えていきたいと思います。
1.大きく写す
めちゃくちゃシンプルです。画角に対して対象の人を大きく写す。
2.限定して写す
こちらもめちゃくちゃシンプル。1人しか写っていなければ主役は限定されますね。基本的にはこちらも併用。SNS写真で良く言われるところの「ポツン」なども含む。
3.被写界深度を使う
これも結構シンプル。1人だけにピントを合わせて撮影する。気にするべきは同列距離に他の人を入れない立ち位置。1は併用してこちらも使っています。
4.スポット光を利用する
これは少しだけテクニカル。スポットライト効果。直光で被写体を見せる時もあれば斜光で影を見せることも。ピンポイントの時もあれば時には面でゾーン的にも。
5.逆光を利用する。
これも簡単。1や3は併用しています。大切なのは画面の中でその光が際だっていること。この写真には同じくらいの光源がたくさんありますが地面に反射しこちらに伸びてくる光を使っています。
6.色を利用する。
これも簡単。けど必要なのは観察眼と運。欲しい位置に動いてくれない場合は自分が動くべし。
まとめ
初心者向けストリートスナップ考察#2「誰でもできる主役の作り方」いかがでしたか?どれも決して難しいことはしていません。私がこの「誰でもできる主役の作り方」で共通して意識していることが1つあります。それは「ポートレートの撮り方を薄めて街の中で使う」こと。ポートレートは主役が決まっています。その中でポートレートが上手い人はどんな手法を使って主役をさらに際立たせているか。そこを観察するとこの6つ以外にも役に立つ技法があるかもしれません。
さいごに
ストリートスナップにおける被写体は一般の通行人であり撮影用に用意された人ではありません。仕事に向かう人や仕事中の人、お休みの日に出かけている人など日常生活を送る人の中に入って勝手に主役を作って写真に撮る。くれぐれも勝手に被写体にする人に嫌な思いをさせず、撮影場所にも配慮は忘れないようにして良い写真を撮りたいですね。
撮影依頼など内容に関わらずできるだけご要望にお応えしていきたいのでDMでお気軽にご相談ください!こんな内容の記事を書いてほしいなどのご要望も喜びます!