言葉を変える 〜「どうせ」を「せっかく」に〜
気づけばよく使っている言葉。「でも」「だって」「どうせ」のマイナス表現、3Dはダメ!というのを読んで、私の口癖に気がついた。
どれも使いたくなっちゃうんだけど、私は「どうせ」をよく使う。面白いことに、プラス表現でも「どうせ」を使っている時がある。
「どうせ私はなにも変わらない。」
ダメ!と言われる「どうせ」の定型文は、こんなとこだと思う。
マイナス思考前面な言葉がまとわりつくことも確かにあるけど、私が使う「どうせ」は違う。
人を誘う時に、けっこう使う。
例えば、久しぶりに会う友人と連絡をとっていた時。
「どうせなら、他の人も誘ってみない?」
同じ帰り道の人と帰る時は、
「どうせなら一緒にご飯食べて行こうよ。」とか、
そんな使い方をしていた。
でも、マイナス表現の御三家に「どうせ」が入っているのを見て、あれ?と思った。
何気なく使っていたけど、「どうせ」で誘われるのって、なんかイヤ。
投げやりだし、ついで感が丸出し。
御三家に入るだけあって、良い印象がしない。
じゃあ、「どうせ」の代わりになる言葉は?
考えて、爽やかな風が吹き込んだ。
「せっかく」がぴったりだ。
例えば帰り道、食事に誘う。
「どうせなら、一緒にご飯食べてかない?」
「せっかくだし、一緒にご飯食べてかない?」
意味は同じなのに、一言変えると印象が変わる。
「せっかく」と言われると、なんだか貴重な機会のようでちょっと嬉しい。そうだな、せっかくだし♪なんて、小躍りしたくなっちゃいそう。
言葉ひとつで、こんなに変わるのかと驚いた。
ならば私だって変われるんじゃないかと思った。
「どうせ」から「せっかく」に。
言葉を変えるところから始めよう。