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鎌倉で起業を目指す1歩目として「かまスス・マルシェ」を開催してみたら・・・!

「鎌倉起業のススメ」(主催:鎌倉市)(通称:「かまスス」)の一期生の有志が集い、2024年3月3日「かまスス・マルシェ」を開催した。

よく晴れた気持ちの良い日で、みんなの笑顔が溢れる一日となった。


1.「かまスス・マルシェ」開催当日の様子

「かまスス・マルシェ」メンバー

会場は、鎌倉駅から海に向かって歩いて10分の大町エリアにある「トレジャーフットビル」。半年間の「かまスス」研修プログラムを受けた思い入れがある場所だ。

開催お祝いの花も、お花屋さん開店を目指すメンバーが制作(色とりどりの胡蝶蘭が美しい)

当日の朝(搬入・ブース設置)

出店者は、朝8時から搬入を始め、その場でブースの位置を決めたり、装飾を始めた。

一般的な「マルシェ」では、管理者が区分けしたり、会場装飾などを行うが、今回は管理する側はおらず、みんなで創るスタイル。

それぞれが思い思いに、会場にあった机を上手く使って個々のブースを彩っていく。

ZAMPU PROJECTの布、カイユー吉田さんの書・ロゴ、鎌倉竹部の竹でつくった旗

多くのメンバーにとって、今回が初めてのマルシェづくりだったが、全員起業を目指すメンバーなので、自律していて、会場準備も手際がいい。

▼出店者の詳細情報
https://shigamiwa3.wixsite.com/my-site

▼当日の開店前の準備時間の様子が見られる動画はこちら

朝10時オープン!お客さん続々と。

3階建ての各フロアで、8組のお店がブースを構えながら「お客さんは本当に来てくれるかな?」「自分の商品を喜んでくれるかな?」とお客さんを待っていた。

最初に来てくれたのは、今回出店はしなかったけれど、参加者として遊びに来てくれた「かまスス」メンバー。

2024年5月開店を目指すパン屋「カイユー」のパンを試食し「美味しい〜!」

今まで一緒に事業の構想をしたり、スライドの発表で事業内容を聞いたりはしていたものの、実際の商品を手に取れるのは初めて。

「事業が目に見える形になっていて、新鮮。」
「起業に向けて行動を進めている姿を見て、自分たちも頑張んなきゃと思った!」

鎌倉の湧水を使ったこだわりパン

その後は一般のお客さんがひっきりなしに来てくれて、大いに賑わった。

2.各フロアのお店たち

1階 自転車修理 コーチング こども服 採れたて野菜&椎茸

工具をぜんぶ持ってきてくれた自転車修理屋さんのまーくんが通り沿いで自転車を直し、通りがかりの方々の目を引いてくれた。

こどものりもの研究所

その隣では、自分の畑で採れた大根やほうれん草など野菜を持ってきてくれた土肥ちゃんや子供たちが立ち寄りやすさ満点の雰囲気を出してくれている。

コーチング 干し椎茸 採れたて野菜

こども服を集めてくれたしろやんと、コーチング体験ができるあみちゃんも、トレジャーフットビルの小さな入り口まで、お客さんを誘ってくれる。

こども服の売上は「鎌倉てらこや」さんに寄付
無形サービスも試せる「ライフコーチング」「英語コーチング」。プログラム参加期間中は、自分自身も本業と家族との時間を確保しながらも起業準備を進めることに挑戦し、成功

ここでお店は終わりかな?と思うと、「かまスス・マルシェ」と描いてある旗と開きっぱなしのドアが、上の階に冒険があることを伝える。

トレジャーフットビル、入ってみよう!

2階 パン 朝会

パンが試食できたり、グアテマラについて知ることができるフロア。

「朝会」を運営するなっちゃんが滞在していたグアテマラを紹介
リアル出店せずとも、チラシや名刺を置いて事業告知
フロア全体にパンの香りが広がる「Cailloux」自分のパンの背景を知ってもらうには、直接会って食べながら話をするのが一番伝わった

3階 雑貨 服 香水

アロマ漂う、アパレル・雑貨などのおしゃれブース

香りづくり体験「アロマ香道ラパンアジル」この日のために、短時間でもアロマを堪能できるコースを開発した
インテリアなどを作る過程で出た布をアップサイクル「ZAMPU PROJECT」おしゃれなディスプレイになるよう工夫した
服作りができる「endrole」地域に愛され、憩いの場になるようなお店を目指す

4階(屋上) 竹ワーク

お日様の下、竹の作品と、作業工程の一部が見られた

竹でつくった日曜雑貨が美しい「鎌倉竹部」来てくださる方々と様々なお話ができるよう、たくさんの見本を用意した

▼当日のフロアの様子が分かる動画はこちら


3.出店者にとっての価値

普通のマルシェは、物を「売る人」と「買う人」という立場になってしまう。
さらに、買うかどうかは「物」の良し悪しで判断されることがほとんどだ。

しかし、「かまスス・マルシェ」は、ブースに立っているのがみんな起業家本人であることや、多くの来場者が、起業を聞きつけて応援しにやってきた誰かの友人・知人だったため、「なぜ起業しようと思ったのか?」など、会話がたくさん生まれ、出店者・来場者双方にとって、物を売り買いする以上の価値ある場になった。

活気、新しさ、発見がたくさんあり、「話すのが楽しいマルシェ」として記憶に残ったようだ。


4.来場者に聞きました!
「かまススのメンバーを見てどう思いましたか?」

  • キラキラ、人生を楽しんでいる感じがした。(大変多数の方の感想!)

  • 過去、HATSUのプログラムに参加していたが、そのメンバーでみんなでマルシェをやろうという発想はなかったため、皆さんの熱量を感じた。

  • 建物がおしゃれ。若い方のつながりがいいなと思った。

  • アットホーム!

  • みんなの知り合いを連れてきていて、つながりを感じられた。

  • みんなで応援し合ってる感じ。

  • 好きなことを見つけてとことん突き詰めている姿を間近で見ていて、キラキラ楽しそうだと思う。自分にはそういうものがないので、羨ましい(鎌ススメンバーご家族)

  • 育休中で、キャリアにもやもやしていて、起業を目指す人が集まる場と聞いて、自分を刺激するために来た。色々と考えてみてはいるものの、走り始めるきっかけが見つかっていなかった。でも、ミシンは家の隙間時間でできるかなとか、パンも好きだからやってみたいなとか、残布はSDGsやアップサイクルという視点がいいなと思ったり、今日の事業内容を見て、どれもこれも興味があるし、自分もやってみたいと思っていたことが多く、自分も一旦全部手をつけてみるか!という、一歩目が軽くなった気持ちがした。

  • みんな仲が良さそうで、一緒に手探りで進んでいく仲間が大事なんだなと思った。

  • エンドロールや残布、洋裁道具を見て、今は手縫いしかしていないけど、ミシンを使って、自分もお店を持ちたいなと思った。

  • 自分も何かやりたいけど、できていないので、刺激をもらった。

自分たちが思っている以上に、来場者の方々に熱い気持ちが伝播していたようです!


皆様、ご来場ありがとうございました!
これからも鎌倉の暮らしがより良くなるよう、起業に向けて頑張りますので、
応援していただけたら嬉しいです。
またお会いできる日を楽しみにしています。

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