- イタリアの王 -【ワイン部|活動報告】
こんにちは。肌寒い日が続き、ホットワインに初挑戦しようかと考えているワイン部 広報担当のスミダです。
10月20日に開催された今回のワイン部の記事では、前回に引き続き、イタリアワイン🍷をテーマにお届けします。
「イタリアワインの王」と呼ばれる赤ワインをテイスティングしましたので、ぜひ最後までご覧ください。
▼前回の活動報告
勉強会からスタート
さっそく、ソムリエによるワイン解説の勉強会からスタートです。いつもはテイスティング後に勉強会を行うのですが、知識を深めてから飲むとよりワインを楽しめるのではないかとの仮説の元、テイスティングの前に行ってみました。
今回のワインは、イタリアワインの王と呼ばれる「バローロ」と、ワイン界の豊臣秀吉(と、私が思う)「ルチェンテ」の2本です。
勉強会ではこの2本の産地や使われているぶどうなどについて解説をしていただきました。
実際のテイスティング前にワインの歴史を聞くと、その後に行うテイスティングへの期待値がぐっと高まります。高級なレストランで、料理の解説をされると美味しい料理がより美味しく感じられるのと一緒ですね。
イタリアワインの王
勉強会が終わり、ワインへの期待が高まったところでテイスティングに移ります。
1本目は、イタリアワインの王「バローロ」です。バローロがイタリアワインの王と呼ばれるのは、長期の熟成に耐えることができる重厚で深みのある味わいが人々に高く評価されているためです。
色はややオレンジがかっていて、赤ワインと言われてイメージする色より明るめな印象。
味はきゅっと引き締まった渋みがあり、肉料理に合いそうだと感じました。
ワイン界の豊臣秀吉
2本目は、ワイン界の豊臣秀吉(と、私が思う)「ルチェンテ」です。ルチェンテは、「ルーチェ」というワインのセカンドワインで、「スーパータスカン」と呼ばれるワインの内の一本です。この「スーパータスカン」が豊臣秀吉のような歴史を持っているのです。
1963年にイタリアのワイン法が制定され、イタリアの固有品種を使い、定められた法律の元で作られたワインが上級品として扱われるようになりました。しかし、そんな中「自由な発想でワインを作りたい」と思った作り手によって、海外品種も使ったとても美味しいワインが生まれました。
最初は法律から外れているため、安価なテーブルワインの位置付けとされていましたが、その美味しさが認められ、政府から上級品の位置付けをもらうまでになりました。
これが「スーパータスカン」の歴史です。農民から出世した豊臣秀吉にそっくりじゃないでしょうか?
ちなみに、「スーパータスカン」という名前も後につけられた名前で、最初は「テーブルワイン」として売られていましたが、あまりの美味しさから、産地トスカーナ州の法律を超えているという意味の「スーパータスカン」と称されるようになったそうです。(豊臣秀吉も出世で名前が変わったのは有名な話ですよね。)
長々と書いてしまいましたが、肝心のワインがグラスに注がれている写真を撮り損ねてしまったので、感想だけ失礼します。(すみません)
色は赤ワインでイメージされるような紫をしていて、香りは無機質な鉄っぽさを感じるものでした。味も、香りからイメージされる無機質で濃厚な味わいそのもので、個人的にはチョコレートと合わせるのが好みです。
まとめ
今回も「まずいワインは1本もない!」の言葉で会を締めます。
王と呼ばれるバローロと、出世した実力者ルチェンテ(スーパータスカン)を見つけたらぜひお試しください。私も社内で「〇〇の王」と呼ばれたいので、一番になれそうなことを探してみようと思います!