スコーンの練習をするわよ
珍しく早く帰れたものの愛しのハニーは遅くまで残業ということで、今日はアパートの方に帰りスコーン作りの練習をすることにした。
ハニー宅にはハニー母の業務用オーブンがあるので、お菓子を上手に焼くならそちらの方がいいのだが、ハニー母の教育的指導が煩わしい。
私が素直に言うことを聞く人ならいいのだが、そこはやはりオカマ。
ハニー母のダメ出しを無視するわ舌打ちするわで雰囲気が最悪になるのだ。私は褒められて伸びる子なの。分かってお母様。
という訳でひとりぼっちのスコーン大会スタートである。
自分でもなぜだか分からないのだが、私はお菓子作りをしている間、歌を歌う癖がある。今日は最近のお気に入り、藤井風さんの『花』でスタートした。
「しわしわにー、しーおれた花束小脇に抱えーてー♪」と歌いながら、粉や砂糖が入ったボウルを小脇に抱えてガチャガチャかき混ぜる陽気なオカマ(39)。相当面白い光景だと思う。貴方に見せられないのが残念で仕方ない。
スコーンは生地を伸ばしたり折り畳んだりを何度も繰り返すのだが、一度も綺麗に折り畳めたことがない。基本的に人間として雑なのである。まあ細けえことはいいんだよ。
そして出来上がったスコーンがこちら。
うん…
まあ…
しゃーない！！
数年ぶりだからね！こんなスコーン作っちゃうところもかわいいぞ、私♥がんばってえらいぞ♥
綺麗に割れるコツなんだったけな。もう全然覚えてない。
自信を持って人様にお出しできる様になるまで、あと何回練習すればいいのか。あと何曲、藤井風を歌えばいいのか。気が遠くなるわ…。
追記
ハニーが「食べたい！」と言ってくれたのでラッピング中である。
明日の朝、出勤前に取りに来てくれるらしい。愛おしすぎる。幸せだ。