![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/161699079/rectangle_large_type_2_43ba471d3cff4d2252694861a991a613.png?width=1200)
メモ 20241113, Technische und mechanische Biologie, Uexküll, J.
アメーバ運動の解析の合間にユクスキュルの「技術的および機械的生物学」という小論を読んでる。
「直観なき概念は意味を成さない」ということで、三日熱マラリア原虫の生活環がいかに機械的、技術的期間が巡る計画性に沿って構成されているかを論じてる。環世界トンネル(Umwelttunnel)の図が素敵。
![](https://assets.st-note.com/img/1731482795-R6rzVF9kOhNcBo5TveLXKbUd.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1731483204-xKLHTi8skVZRE6wrWChQSmoA.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1731482780-zTnmkp6blfEB4dHIgXwAGL9h.png)
…この興味深い生物は、3つの生活環を持ち、それぞれがいくつかの期間に分かれている。この期間において、組織形成の期間と、新たに形成された組織が作動する期間が交互に現れる。これらの期間は形成期間と作動期間として区別できよう。作動期間は閉じたメカニズムが働く時期であるため、「機械的期間」とも呼ばれる。一方、組織形成の期間は、メカニズムがまだ生成される過程にあるため、機械的な過程とは言えない。この対比を明確にするため、私は組織形成にあたる期間を「技術的期間」と呼ぶことにする。なぜなら、技術とは狭義には組織の製作を意味するからである。 (釜屋, 試訳)