「進撃の巨人」でスキを語る
マンガ進撃の巨人が最終話を迎えました。アニメが始まった頃に日本人の知り合いに面白いからと勧められ別冊少年マガジン及び単行本を電子書籍で購入、そしてアニメ視聴していました。noteでもお題として取り上げられ、多々ある記事を拝見し色々考察・解釈を読ませていただきましたが私はこの壮絶な物語の絡み合う設定、伏線、思考を十分に紐解けておらず同じように解説や感想は書けないと思いました。なのでここでは進撃の巨人と見事にシンクロした私のスキ語りを綴ります。(注:マンガよりアニメ寄りです)
フィギュア
見出し画像としても挙げましたが趣味の1つがフィギュア集めで「人形の館」と呼ぶ一室に飾っています。進撃の巨人は買い集めたフィギュアの数では1位2位を争うシリーズではないかと思います。購入するフィギュアは「武器を持つキャラクター」が多いのですが進撃の巨人の魅力の一つは立体機動装置でパーツを装着する時に手に取って仕組みを観察したり可動フィギュアで空中で繰り広げられる戦闘ポーズを再現するのがとても楽しかったです。ただ、立体機動装置パーツは繊細で折れないかヒヤヒヤ、ブレードを手に装着してもすぐ落ちてしまいイライラ(リヴァイ兵長のブレード逆手持ちは悪夢)、そしてワイヤーやブレード・鞘やボンベ・ファンを繋ぐ紐やパイプなどが絡みかなり苦戦を強いられました。
苦労する進撃の巨人フィギュアですがポーズが決まればそれは格好良く感無量。
ミカサには33話で壁の穴の中を見た時を再現してもらいたくジャケットを脱がせています。
進撃の巨人は色々なフィギュアが発売されています。買い集めたのはやはり王道の幼馴染3人、そして調査兵団上官組ですね。種類はねんどろいどとFigmaが主ですがArtFX J, 千値練BRAVE-ACT そしてリアルアクションヒーローズなど、フィギュアメーカーについても進撃の巨人を通して知りました。又、プライズフィギュアにも手を出し(特にリヴァイ兵長)、届いてまじまじと見てみると「何か違う…」とがっかりすることもあり購入する前によく吟味するようになりました。
他のキャラクターのフィギュアもネット検索すれば出てきますが見た目で購入を躊躇してしまうもの、そしてプレミアムすぎてお手頃値段どころじゃないものもあります。
マンガが終了しアニメもファイナルシーズンになりフィギュアがまた発売されるかもと期待を抱いています。第104期訓練兵団の面々、マーレ戦士や候補生などをお迎えできればいいですね。
ゲーム
マンガやアニメで見た立体起動装置での空中戦闘、実際にキャラクターを動かし「駆逐している!」と巨人討伐していけるゲームが開発されていると聞いたときはワクワクしました。ただ、第一弾にプレイしたのが3DSスパイクチュンソフト版。小さな画面と慣れないボタン操作で見事に詰んでしまい巨人討伐は窮地を迎えました。スパイクチュンソフトはダンガンロンパシリーズが大好きだったので期待大だったのですが残念でした。
調査兵団がモノクマ討伐、ちゃんとキャラ操作が出来ていれば面白いはずなのに残念。
その後に発売されたのがコーエーテクモ版。こちらはPS4でコントローラの大きさに慣れていたしボタン操作もわかりやすく巨人の攻撃をかわしながらうなじ切りを目指すスリル感、そして巨人に捕まりもがきながらボタン連打で抜け出そうとするパニック感など楽しくプレイすることが出来ました。今のところ進撃の巨人2ファイナルバトルでアニメシーズン3.2までのストーリーを遊べるのですが果たしてマーレ編、パラディの戦いとは来るのでしょうか。マンガのストーリーを忠実に沿っていくと最後に駆逐するラスボスが誰になるかわかっているので辛いかなあ。
音楽
アニメ進撃の巨人を引き立てた一つは音楽でしょう。Linked Horizonの紅蓮の弓矢を聞くと熱くなりますね。
そして澤野弘之さん。大好きな作曲家でサントラ担当された作品は観たくなります。「キルラキル」「プロメア」「機動戦士ガンダムUC」「アルドノア・ゼロ」「ギルティクラウン」「鉄城のカバネリ」「終わりのセラフ」などなど。ゼノブレイドクロスも長時間音楽に浸りながらプレイしました。新作「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」も担当されるそうです。
声優
アニメ出演される声優の方々に関心があるのですが「進撃の巨人」においてはまずミカサ・アッカーマン役の石川由依さんに注目したいと思います。冷静で無口無表情系、卓越した戦闘能力を持ちエレンに執着しながらも首のマフラーが関わると乙女心を覗かせる、そんないろいろな面を持つミカサを演じた石川さんの声がとても良くマッチしていると思いました。
その後、石川さんは私が一番好きなゲームと言えるNieR Automataの主人公2B, そして今年の声優アワード主演女優賞に繋がったヴァイオレット・エヴァーガーデンなどを担当され評価を得ています。そして石川さんの才能は声優としてだけではなく、6歳の時に劇団ひまわりに入団し女優として訓練を積み多くのミュージカル舞台に立ってきたその多才ぶりを知ってもらうべきだと思います。
「13の冬」、ミカサ視点の歌でしょうか。とても大好きで運転中に流すプレイリストの一曲です。
NieR Automata繋がりの舞台、音楽劇ヨルハ。幸いニコニコ生放送で海外からでも配信を観ることが出来ましたが石川さんの演技に圧倒されました。演技、歌、ダンス、殺陣満載の上、ゲームをプレイしこの衣装の全貌をご存知であればステージに立つことすら大変だったであろうと想像していただけると思います。Amazon Primeをご利用の場合、上記のリンクで視聴可能です。
コロナ以前のオーストラリアではアニメコンベンションが年に数回行われており日本の声優さんも参加されていました。石川さんも2018年にブリズベンを訪れており、私もイベント参加を検討していたのですが丁度仕事が多忙で断念しました。声優さんの来豪どころかアニメのイベントすら開催できないご時世になってしまい、あの時の決断が悔やまれます。奇しくもエレン役の梶裕貴さんも去年の3月にシドニーのコンベンションに参加予定だったところ、コロナでイベント一週間前に来豪中止となりました。逆に鬼滅の刃プロモで2019年のメルボルンアニメコンベンションに参加した花江夏樹さんのトークショーは最前列で観覧、サイン会でも少しお話が出来ました。(いつか記事で書きます!)花江さんはその後もちろんファルコ・グライス役に抜擢。アニメ進撃の巨人は好きな声優さんが集まった作品と言えますね。マンガが完結し今後アニメで放送されるであろうストーリーの結末、声優さんにとってものすごく大変ではないかと思いますが最後まで見届けます。
最後に原作の諌山先生、11年7か月の連載お疲れさまでした。そして連載漫画のストーリーを色々なエンターテイメントへと多方面派生させていったスタッフの皆様ありがとうございました。海外のしがない1ファンですが遠くから応援しています。
USJクールジャパンのエレンゲリオン対女型巨人、また会える日が来ますように。