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去り際の…。

昔、家の方向が一緒だった友達がいて、飲み会などの帰り、一緒にバスに乗って帰っていた。

わたしが先にバスを降りて、過ぎ去っていくバスの方を見やると、友達は必ずわたしの方を向いて、手を振ってくれた。

去り際の何気ない気遣い。

離れる瞬間、一瞬でも自分を思ってくれる事に気付いてくれる瞬間。

わたしは、この行動をする人が大好きだ。

電車やバスを降りて、別れる時、自分の方を向いてくれる。何でもない日であったとしても。

去り際の心の高鳴り。誰かと別れる寂しさを埋めてくれる優しさ。

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