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ナナメとは

私は、本を読むことが好きです。
最近は、オードリー若林さんの
「ナナメの夕暮れ」という本を読んでいるが、
まだ読み切ってはいない。

私のエッセイ本の読み方は、
・最初から最後まで順番に読まない。
・読みたい、と思った時にパラパラめくる
・「まえがき」や「解説」は読む
・目次を見て面白そうなテーマを読んだり、
など、好き勝手に読んでいる。そのエッセイの中で、
「ナナメの殺し方」というエピソードについて興味をひかれた

最近の私は、
朝起きることが辛く、仕事に行っても楽しくないし、
休みの日もあれもしなきゃ、これもしなきゃ
と、あれこれ仕事のことを考えていた。

仕事のことから頭を離すために、
没頭したい気持ちが強かった。
読書が好きなので、
久しぶりに小説でも読んでハマってみようと思い、
小説を買って読んだのだが、
物語に没頭できずに悲しい気持ちになった。

自分の好きなことも
楽しい、と思えないくらい疲れていることに気づいた。
本を読むことが好きだったのに、読んでいても楽しくない。
本そのものに興味を持てていなかった。
そして、他のことに興味を持てなくなっていた。

若林さんの言う、
「生きていて全然楽しくない地獄」
に近い状態にいたようである。

読んでみて
・自分の "楽しい" を拾うことで、生きるのが楽しくなること
・生産的ではないけれど、自分の感情に耳を傾けることも大切であること
に気づくことができたのは良かった。
「生きていて全然楽しくない地獄」にいた時に
これを読んでも何も思わなかっただろうな。

若林さんの発想や色々な言葉の表現がとにかく面白い。
「ナナメの殺し方」というテーマも、
そもそもナナメを殺すってどういうこと?
から気になって読み始めたわけで。

日常で起こることを、
若林さんは、どう捉えて、どう表現するのか、
他のエッセイも読んでみたい。

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