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私の仕事#2…登録販売者

静岡県の2023年の受験日は、9月6日だそうです。
年に1度の試験ということで、受験される方は追い込みかな…。
昨年思い立ち、中々書けずで約一年💦
かなり間が空きました。
医薬品登録販売者についてご興味がある方は、こちらをどうぞ↓

そして、今回は薬を見て目にする言葉と、この4月に薬機法の改正からはじまったことを綴ります。


リスク区分

薬は、
医療用医薬品(処方箋が必要)
一般用医薬品(処方箋が不用)
に、分かれます。

一般用医薬品は、
要指導医薬品
第一類医薬品
この2つは、薬剤師が不在の時間は、購入出来ません。対面や書面を用いて薬剤師が対応します。

指定第二類医薬品
第二類医薬品
第三類医薬品
登録販売者が居れば、購入出来ます。
市販薬の95%を占めます。

販売者からお客様への説明は、努力義務と第三類は、法律上の規定なし。
お客様からのご相談となると、全て義務となります。

リスク区分は、副作用が起こる可能性のランクで分けられています。

そして、この4月1日から薬機法改正にともない、薬剤師または登録販売者が対応して販売となるものも出てきています。
詳しくは、このあとにふれます。

OTC

OTCは、英語の「Over The Counter:オーバー・ザ・カウンター」の略です。
カウンター越しにお薬を販売するかたちに由来しています。

OTC医薬品
「大衆薬」「市販薬」という言葉を、ご存知の方も多いと思います。
2007年に呼称を変更統一されて、「OTC医薬品」となりました。

スイッチOTC医薬品
処方薬から市販薬へ副作用が少なく安全性の高いものを市販薬に転用したものをいいます。

ロキソニンやガスターというと、ご存知の方もいらっしゃると思います。

処方薬が市販薬となると、まず、要指導医薬品というリスク区分となり、薬剤師対応での販売になります。
他のお薬や食品との飲み合わせ、副作用を確認しての販売となります。
ある規定に基づく期間を満了すると、一類医薬品に区分変更されます。
一般薬品として1年経過後、副作用の症例などのパブリックコメントを経て据え置かれたり二類に変更になったりします。

抗原検査キット
ドラッグストアで国の承認を受けているものは、第一類医薬品として扱っています。
薬剤師対応となるため、店舗オープンの時間でも販売できない時間があります。
お出掛けなどで、必要な方は前もって準備してほしいものです。
そして、今まで陰性検査も行ってきましたが、私の勤務先は検査の受付が終了となりました。
検査キットは、引き続き販売しています。

濫用等のおそれのある医薬品の改正

濫用等のおそれのある医薬品の 改正について 
令和5年4月1日から適用が変わりました。
ご興味のある方は、こちらにどうぞ↓

濫用等のおそれのある薬品名
1.エフェドリン
2.コデイン
3. ジヒドロコデイン
4.ブロモバレリル尿素
5.プソイドエフェドリン
6.メチルエフェドリン

今までは、制限があっての確認事項であったものが、範囲拡大ということで含まれる薬品に対しての確認事項となりました、

3月までは、約450種類だった市販薬から現在は1,300近い市販薬が対象となりました。

咳止めや去痰剤だけじゃなく、風邪薬全般も対象となったものが多いです。

確認内容としては、購入者が若年者である場合の氏名・年齢の確認のほか、他店舗での購入状況や購入理由等の確認、販売時の数量の制限(原則として一人一包装 単位)をしています。

プライスカードに、印をつけたりしているお店もあります。

そのことによって、レジでお待たせすることもあります。

改正から5ヶ月経ちました。

ご本人様がお飲みになりますか?
こちらの症状がでて、服用されているお薬はありませんか?
お医者様から頂いているお薬は、ありませんか…?

ご質問させて頂くと、

頼まれたから
常備薬としてだから

血圧の薬飲んでるよ
あるよ…いくつか出してもらってる

怒りだすお客様もありました。

そんな面倒なこと答えなくちゃならないのか
他の薬局でもそうなのか

申し訳ございません。
薬事法改正で、お伺いさせて頂いています。
お薬によっては、お売り出来ない場合もあります。

そうお詫びしながらもありました。

ご質問させていただくと、

そうなの?
主人が血圧の薬のんでます…

鼻炎の季節は、もっと厄介でした。

CMやネットで検索して効くからって言ってたから…。

そして、ご質問のあとには、この薬を飲むとどんな様子が現れるかをお伝えします。

眠くなる成分入っています。

口渇、のどが渇くかもしれません。

容量、用法をお守りのうえ、服用くださいませ。
改善されない場合は、病院へ行かれれることをオススメします。

そういえば、のどがかわくね。

ご丁寧にありがとう。

ほっとする時です。

受診勧奨もします。

医薬品登録販売者は、医師ではありません。
診断はできませんが、禁忌となる飲み合わせや食べ合わせ、情報提供は出来ます。

気軽にご相談して頂けたら嬉しいですし、声を掛けやすいようにしていきたいなって思います。

私の仕事
今後は、実際にご相談を受けたことを、書いていきます😊

これからも、お付き合いくださいね。
最後までお読みくださり、ありがとうございました💕






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