QUSUYAMA的森林活用法について
林業従事者とは呼ばれず、しかしただものを作るだけでもない。
私が目指す『ものづくりとことづくり』のコラムです。
この写真はどこでも見かける杉の植林地に入ったときの風景です。
さて、ここでプロの林業家の方々の目線と私たち素人の目線を考えて見ましょう。
もし、この写真をプロの林業家が見たらどのような反応をするでしょうか?
・曲がってるな
・虫が入ってないかな?
・根元は腐ってる?
・樹高はどのくらいだろうか?
などなど。
では、素人の目線ではどんな反応があるでしょうか?
・立派な樹だな
・上の方に生えてる葉っぱの色綺麗だな
・この大きな樹にはなんで枝があそこからしか生えてないのかな?
・幹に生えてる苔が綺麗だな…などなどでしょうか。
ここに林業家と素人の大きな目線の違いが出てきます。
大抵の林業家は木を材として見て、素人は木を植物として見る傾向が多々あるようです。
どちらも決して悪いことではありません。
私はどちらともつかない立場として川上の林業と川下のエンドユーザーの、両方の世界観を覗きながら、中山間部に属するメーカーとしての視点を持って世界を覗いた風景をここに綴っていきたいと思います。