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腸脛靭帯の教科書
膝の外側が痛い・・・・
こんなことを耳にすることはないでしょうか。
腸脛靭帯の異常がこの痛みの原因の多くを占めます。
腸脛靭帯は臨床上悪者扱いされやすいです・・・・
しかし!
身体にとって不要なものは退化していきますが、
腸脛靭帯は存在しています!
それは何かしら必要性があるということです。
今日は、そんな腸脛靭帯についてみていきましょう!
腸脛靭帯の機能解剖学
起始部 : 大臀筋後部繊維、中臀筋、大腿筋膜張筋
停止部 : ガーディー結節(脛骨粗面外側)、外側膝蓋支帯
腸脛靭帯の起始部としては、大腿筋膜張筋が有名です。
大腿筋膜張筋から腸脛靭帯になると覚えている人もいるのではないでしょうか。
しかし、それしか知らないと治療において失敗につながることもあります。
腸脛靭帯の緊張具合は起始部と停止部の位置関係によって決定されます。
よく問われる臨床上の問題点としては、
・慢性疼痛(股関節、膝関節)
・下肢の術後に腸脛靭帯がパツパツに・・・・
初めに、腸脛靭帯にも必要性があると話しました。
腸脛靭帯のメリットは
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