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【本の紹介】東洋医学はなぜ効くのか ツボ・鍼灸・漢方薬、西洋医学で見る驚きのメカニズム

現代の日本の医療は「西洋医学」が基本ですが、「東洋医学」も私たちにとって身近なものだと思います。病院で漢方薬を処方された、鍼治療で肩や腰の痛みが改善した、といった経験をお持ちの方もいらっしゃるのでは?私自身も、頑固な肩こりに鍼治療がとてもよく効いた経験があります。

近年、漢方薬や鍼治療といった東洋医学がなぜ効くのか、科学的な解明が進められています。考えてみれば、細い鍼をからだに刺すことで痛みが緩和したり、植物や鉱物など自然のものを使った漢方薬で症状が改善したりするのは、ちょっと不思議ですよね。この本では、鍼灸や代表的な漢方薬など、東洋医学がどのように効果を発揮しているのか、最新の研究で明らかになったメカニズムがわかりやすく説明されています。

一度でも東洋医学に触れたことのある人なら、自分の受けた治療に対する理解が深まると思います。そうでなくても、人体のしくみが明らかではなかった頃から東洋医学が続いてきたことに、純粋に驚きを感じられるのではないでしょうか。

最後の章では、セルフケアに役立つツボが紹介されています。知識が得られるだけでなく、日常の健康維持にもしっかり役立てられる、とても充実した新書ですので、かなり売れているのも納得ですね(昨年9月時点で7刷45,000部という投稿を確認)。

※からだとこころと暮らす棚には、東洋医学に関する本として、仲野徹、若林理砂『医学問答』(左右社)も置いています。こちらも楽しく読めておすすめ!


*こちらの本はオンライン購入可能です→からだとこころと暮らす棚

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山本高穂、大野智『東洋医学はなぜ効くのか ツボ・鍼灸・漢方薬、西洋医学で見る驚きのメカニズム』(講談社ブルーバックス)


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