「自己効力感」について調べてみたら、かなり深い概念でした
最近、たまに「自己効力感」という言葉を使うことがあったのですが、実際どういった意味かわからなかったので、少し調べてみました。
「自己効力感」とは?
「自己効力感」とは、心理学者バンデューラ氏の社会的認知理論の中核となる概念の1つです。
「自己効力感」が高い人ほど実際にその行動を遂行できる傾向があります。
目標・課題の難易度は置いておいて、「自己効力感」が高ければ、挑戦や一定の努力が出来るようになります。
初めての取り組みは誰しも不安を感じることがありますが、「自己効力感」が高いと、挑戦できる人材になり得ます。
私は、「自己効力感」は割と高めの方です(笑)
診断方法は、STUDY HACKERさんでも紹介されていますので気になる方はチェックしてみてください。
組織力を高めるためには、「自己効力感」が必要?
何故私が、「自己効力感」の話をし始めたのか。それは「自己効力感」が組織力を高めるキーになるんじゃないかと思ったからです。
アルバート・バンデューラ博士の研究の中で触れられている概念です。それをベースに日本の方でも「自己効力感」に関する論文を発表されていて、組織論の中でも注目されている概念であると言えます。
「自己効力感」の高くすることののメリットとしては、以下のようなことが上げられます。
要は、「自己効力感」が高いと仕事を前に進めやすくなります。企画、アイデアを"やらずに終わる"という可能性も低くさせ、結果として成功する数も増えていくと思います(失敗の数も増えます)。
しかし、若手でもベテランでも「自己効力感」を高く持ってる人は一部の人に留まっています。様々なことへ挑戦せずに自分の得意領域のみで留まってしまった結果として、成長機会が非常に少なくなります。
以下のように「自己効力感」には3つの次元で整理されています。
ある課題や事象に対して、自分が”想定しうる”次元の範囲内であれば、挑戦は難なく出来るが、”想定の範囲外”になればなるほど挑戦するまでは臆病になってしまうんだと思います。
以下に自分の置かれている環境を分けることが出来ます。その中でもコンフォートゾーンに留まってしまう人は、「自己効力感」が低いと言えてしまうのではないのでしょうか?
「自己効力感」を高めるための4つの方法
私も実際に挑戦をしている人が近くにいるとかなり刺激をもらいます。刺激をもらった結果として、「挑戦してみよう」という気持ちになるのです。これは、今回度々出ている、アルバート・バンデューラ博士の研究でも出てきてますが、4つの考え方があります。
私は、②代理的経験の刺激を受けたことが起因して行動するに至ったとも考えられます。
よく「成功体験」が重要だと言われていますが、これは、①遂行行動の達成に値する体験のことなのかなとも思っています。
③に関しては、上司や同僚、部下からでも褒めたり、認めたりする行動が行動喚起に繋がりますし、④もランニングやサウナ、健康的な食事、睡眠、呼吸法から、心理的安全性なども含めて環境を作ることは可能なのかなと思います。
自己効力感は組織力向上に繋がる?
「自己効力感」という言葉を調べてみると今まで無意識に考えてきたことが実は研究されて言語化されてきたことがわかり、たまに自分や周りで起きているなというのを感じています。
「自己効力感」が高まるような影響力が高い活動って何だろう?と思うと、挙手性で出来たら良いなと思うのは、「読書会」や「勉強会」です。
受動的ではなく、主体的に動ける環境を作り、ビジネスにおける学習をあまり出来ていなかった人に対しての成功体験が作れれば、挑戦心を育むこともできるのではないか?と思っています。
それも一つの交流イベントとして考えられるので、企画・・・考えていきます。
今後の学習について
行動の決定要因について少し足を踏み入れてしまった・・・深掘りをしないといけないなと思っています。
何故ならば、実は、「自己効力感」が高められすぎると、「離職」の確率も高まるらしいのです(笑)。
それを解決するキーワードは「組織効力感」。「自己効力感」は、自分自身・個人が目標達成できそうと思い行動が出来る事に対して、「組織効力感」は、所属している組織であれば、目標達成が出来そうと感じ、行動を組織レベルで促せることを言う概念のようです。
ここ数年ではありますが、組織運営や、組織力向上、個々の能力向上など興味はあったものの、勉強が出来ていなかったので今回をきっかけに学習していきたいと思います!
長文失礼しました。よろしくお願いいたします。